どのように仏の覚りの因と果が阿頼耶識に収まっているのかを説いているのが方便品第二の『十如是』の文言です。
如是相・如是性・如是体・如是力・如是作・如是因・如是縁・如是果・如是報・如是本末究竟等
実はこの『十如是』、密教で説かれております。
密教と言えば真言密教を頭に浮かべる事かと思いますが、
真言密教とは本来、「真理の言葉を密教として説いた」という意味です。
この十如是の意味するところに真理の言葉(真言)が隠されております。
その言葉が『法華経』の本門で文の底に密教という教えで説かれております。
これを「文底秘沈」と言います。
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