仏道の『阿頼耶識システム』

非空それは真如(無為)の世界 / 21

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法介 2024/04/08 (月) 09:21:20 修正

『法華経』の方便品第二の中でお釈迦さまは、仏が覚った究極の真理の法を『十如是』として舎利弗に伝えます。

要略して「開三顕一」を説かれる訳ですが、これを「略開三顕一」と言います。

この「略開三顕一」で示された「十如是」こそが、仏の究極の覚り、即ち無為法です

この「十如是」には、仏の覚りの因位と果位とが本末究竟等として収まっております。

本末究竟等とは、因位と果位とが同時に同体で収まっているという事です。

人知を超えた真如の世界では、縁起が起こらないので因と果が同時に同体で存在します。

どこに存在しているのかと言いますと、

他ならぬ阿頼耶識でしょう。

人類の全ての行いが〝業〟として蓄えられる処が蔵としての阿頼耶識です。

その阿頼耶識では意識は働きません。

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