法介
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2024/04/08 (月) 08:46:39
「一大事の因縁」について、日蓮大聖人は『御義口伝』の「第三 唯以一大事因縁の事」の中で次のように説明されておられます。
此の大事を説かんが為に仏は出世したもう 我等が一身の妙法五字なりと開仏知見する時・即身成仏するなり、開とは信心の異名なり信心を以て妙法を唱え奉らば軈(やが)て開仏知見するなり、然る間信心を開く時南無妙法蓮華経と示すを示仏知見と云うなり、示す時に霊山浄土の住処と悟り即身成仏と悟るを悟仏知見と云うなり、悟る当体・直至道場なるを入仏知見と云うなり、然る間信心の開仏知見を以て正意とせり、入仏知見の入の字は迹門の意は実相の理内に帰入するを入と云うなり本門の意は理即本覚と入るなり、 今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る程の者は宝塔に入るなり云云、又云く開仏知見の仏とは九界所具の仏界なり知見とは妙法の二字 止観の二字 寂照の二徳 生死の二法なり色心因果なり、所詮知見とは妙法なり九界所具の仏心を法華経の知見にて開く事なり、爰を以て之を思う に仏とは九界の衆生の事なり
我が身が妙法蓮華経の五字だと信じて妙法を唱えれば、仏知見が開かれ即座に仏の覚りの境地に入る事が出来ると仰せです。凡夫は仏程に覚ってはおりませんので九界の凡夫です。凡夫はどこまでいっても迷いの一念の中にあります。しかし、妙法を唱える事で仏の仏界が開かれて南無妙法蓮華経の七文字の宝塔へと入ります。
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