人の認識では、主観(性)と客観(相)によって対象のモノが実体(体)として認識されます。
<凡夫の世界観>
客観 ---(相)
主観 ---(性)
実体 ---(体)
我達が見ている世界は、この相・性・体によって立ち上がって見える世界観です。(凡夫の仮観)
では仏はどうかと言いますと、仏の相は32相だと仏典には記されております。また仏の心は唯識で説かれるところの三性の依他起性でしょう。では仏の体はと言いますと、応身・報身・法身の三身になるかと思います。
応身は人間の認識に沿って現れる実在の仏。
報身は心を中心に顕れる肉体から解脱した仏。(観音菩薩・阿弥陀佛)
法身は〝法〟そのものとしての仏。(大日法身)
この仏をお釈迦さまが観法の対境として顕されたのが32相の仏です。
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