仏道の『阿頼耶識システム』

非空それは真如(無為)の世界 / 13

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法介 2024/04/05 (金) 18:26:09 修正

人の認識では、主観(性)と客観(相)によって対象のモノが実体(体)として認識されます。

<凡夫の世界観>
 客観 ---(相)
 主観 ---(性)
 実体 ---(体)

我達が見ている世界は、この相・性・体によって立ち上がって見える世界観です。(凡夫の仮観)

では仏はどうかと言いますと、仏の相は32相だと仏典には記されております。また仏の心は唯識で説かれるところの三性の依他起性でしょう。では仏の体はと言いますと、応身・報身・法身の三身になるかと思います。

応身は人間の認識に沿って現れる実在の仏。

報身は心を中心に顕れる肉体から解脱した仏。(観音菩薩・阿弥陀佛)

法身は〝法〟そのものとしての仏。(大日法身)

この仏をお釈迦さまが観法の対境として顕されたのが32相の仏です。

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