仏道の『阿頼耶識システム』

唯識三十頌 その① / 24

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法介 2023/11/01 (水) 09:31:11

又、次のようにも答えております。

三種涅槃に類通せば、一つに、法身。二つに、般若。三つに、解脱なり。真性の解脱は即ち法身実慧の解脱は即ち摩訶般若方便の解脱は即ち解脱なり。ゆえに涅槃経にいわく、「諸佛菩薩は、調伏するところの衆生の処に随うを、名づけて解脱となす」と。もしは煩悩を断じて生死を離るるを解脱となさば、二乗となんぞ異ならん。いま明かさく、大乗には、解脱して五道に生じてその身を示現す。自ずらすでに無縛なれば能く他縛を解す。この三徳は不縦不横にして三目のごとくなるを秘密蔵と名づけ、大涅槃を成ず。三種の解脱と、三道、三識、三佛性、三般若、三種菩提、三大乗、三佛、三涅槃、三宝も、またかくのごとし。みな不縦不横にして世の伊字のごとくなるを秘密蔵と名づけ、大解脱と名づく。すなわちこれ、大涅槃の百句の解脱、法華には一切の解脱を明かせるなり

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