>66への書き込みとして述べるべきことだとは思いますが、4月当時にはなかったラグランジュ編の描写が前提になっている部分があるので新たに書き込ませていただきます
改めて考察しているうちに、パーティーの最中で婚約者を襲うという、当時の出来事としてはあり得ない行為を記憶世界の中で取ったら記憶世界が崩れ出したという3-4の描写を類推するならば、66の方が言うように現行ストーリーより前の世界ではループしていても、今ある世界線ではアーケア世界の定めから外れて光と対立の物語もまたループから外れたと考えられるようになったのですが、ループから外れるタイミングについて気になったことがいくつかありましたので指摘させて頂きます。
第一に、アノマリー絡みの出来事は想定内であるがArcahv絡みの出来事は想定外であるとし、その中でテンペの件は想定外の出来事であるためにそこからループから外れたことについてですが、公式告知ではテンペはアノマリー曲と明確に告知されており、その他にも①3-4みたいに記憶世界のなかであまりにも記憶から外れたことをすると、周囲の音が割れるような異常現象が起こったのちに風景が崩れて記憶世界から追い出されるということと、②vs-???で光の決意(vs-3と直前の描写を見るに、生還の旨だと思われます)が薄れてから暗転を挟み、まだ諦めたわけではないというところから光の掌の傷を灼いて塞ぐ白い炎の発生や回線不具合みたいな現象、空の裂け目の発生と世界崩壊が立て続けに起こり始めたこと、③アーケア世界は人為的に作られた模造品であるとラグランジュのストーリーで何度も述べられたこと、④テンペ解禁前は選曲画面において他のアノマリー曲と同様にテンペの枠だけ用意されているのに対してArcahvは枠すらないことを併せて考慮するなら、アーケア世界においては対立殺しのみならず光殺しのテンペも想定内の出来事であって光が屈しなかった場面になってようやく想定外に転び、そこで世界が崩れだしたのではないでしょうか。言い換えれば、厳密にはテンペの時点から歪んだのではなくArcahvの時点で歪んだと思われました。なお、わざわざ挟まれる暗転が密かな分岐点になっていて、本編と違って光がそのまま力尽きて倒れたら想定通りにことが進んだとしてループ続行になるという仮説を前提としています。仮説としては想像乙なところが大きいとは自覚しておりますが、v-6ラストにて「終点にて、潰えるのは一人だけ」あるいは“At the terminus, one of the two will die“と描写されたにも関わらず、作中では光と対立の両方とも息していることから、この仮説もなくはないように思います。
第二にテンペの件で歪みが生じ、それによってBeyondが引き起こされてループから外れたことについてですが、英単語としてのBeyondにはゲーム内の実績やBRLINKの歌詞でも使われる「~の向こう側で」以外にも「~を越えて」という意味があり、この意味の使い分けかダブルミーニングとして、有料記事であるので細かい言及は自粛しますがFeryquitous氏によるArcahvの和訳歌詞を見る限りではアーケア世界の向こう側であってもおかしくなさそうな異空間の風景を持つLost Chapterで解禁されるBYD譜面とは別に、菫アノマリーを見ただけで数多の世界の事実や智慧の全てを把握したばかりか、更に謎ばかりのアーケア世界とそこにいる人物についてのこと含めて全て理解したことで、各世界にいる人類が持つような人智を越えた地位に立ったということの表れとして、テンペだけがLost Chapterを介さずに解禁できるBYD譜面(しかも最難関)を備えているように考えられました。
またしても長々と書きましたが、(文を長く書きがちな私的には初の試みとして)大雑把にまとめると
1:vs-7ではなくvs-???の途中で光が屈しなかったことでループから外れ、3-4の時と同じように世界が崩れたのではないか
2:本来光が手にするはずのアノマリーを対立が手にしてループを歪ませたが故のテンペBYDではなく、beyondの意味として人類を容易く“越える”ほどの人智を得たが故のテンペBYDではないか
となります