これまでの考察やストーリーを見て考え付いたのが、ループ説が前提にはなりますが、これまで何度もループしていたArcaeaの世界がTempestissimoによって歪み、ループを抜け出してArchavにたどり着いたという説です。
まずArchavについてですが、曲の存在が公式からアナウンスされた際にTerminal Songと書かれていました。ここで、Terminalという単語には終わりの、終着点の、という意味がありますが、Black Fateは二人の少女の物語が終着点にたどり着いたとは言い難い終わり方をしています。では、何が終わりにたどり着いたのかを考えるとループが終わったと解釈できないでしょうか?
次に、ループを抜け出したとする根拠について、VS-???でArchavが流れ出したタイミングで世界が崩壊を始めたこともそうですが、ゲーム内では曲の存在自体が隠されています。しかし一方で同じ隠し曲のアノマリーは何かが隠されていることがゲーム内で示唆されています。このことは、アノマリーはArcaeaの世界にとっては想定の範囲内の出来事なのに対し、Archavは想定の範囲外の出来事、つまりループを抜け出したことを示しているのではないでしょうか?
次にTempestissimoについてですが、これは本来光が引き当てるアノマリーだったが対立が引き当てたことで世界に想定外の歪みが生じ、ループを抜け出すきっかけになったと考察します。
VS-6で対立がアノマリーを見つけたシーンでは「どこかで見た、数分前に感じたようなグロテスクな存在」という一文があります。"どこかで見た"についてはGrievous Ladyのことだと考えられますが、"数分前に感じた"については少し前のVS-4に「二人の間には異端の硝片。以前光の掌中からはじき出されたそれ」という興味深い文があります。この"異端の硝片"の部分を原文で確認してみるとanomalaous shard(アノマリーの硝片)と書かれており、本来光の引き当てるアノマリーだったという説に信ぴょう性が出てきます。また、VS-???では「もう一方の少女もまた光る硝片をコントロール出来るようになったようだが……」と、黒曜石のような硝片を操る対立が光る硝片も操れるようになった描写があり、これも光が引き当てるはずだったアノマリーの影響と考えられます。さらには、Tempestissimoのレーンの色が他の対立サイドの曲と違って灰色がかった黒であることも黒の少女が白の少女のアノマリーを手にしたからだと解釈できます。
これがループを抜け出すきっかけになったとする根拠はBeyond難易度にあります。BeyondチャプターはArchavが公式からアナウンスされた翌日に解禁されており、終着(Terminal)を超えたその先(Beyond)にあるものと考えられますが、TempestissimoのBeyond難易度はBeyondチャプターはおろか、Archavがアナウンスされる前から解禁することができました。一見整合性が取れないように見えますが、Tempestissimoが本来光アノマリーだったとすると、そこで生じた歪みがBeyondを呼び寄せてループを抜け出し、Archavにつながったと解釈でき、辻褄が合います。
長々と書きましたが、まとめると、本来光が引き当てるはずだったアノマリーを対立が引き当てたことで世界に想定外の歪みが生じ、その結果ループを抜け出し、その先にたどり着いたというのが以上の考察です。
ここまで書いて思ったのは、ループ説を前提としていたり、自分の想像が含まれていたりと、考察とは呼べないようなものかもしれませんが一つの見解として読んでください。
確か対立が光に牙を向いたのって光が対立殺そうとしてるのが見えたからよね、それも踏まえてこの説結構ありだと思うんだが