武装親衛隊は総統命令の下令を受けて対英愛侵攻作戦の第1フェーズであるcode:Verlust der Krone(冠失墜作戦)を展開した。親衛隊の保有するミサイルサイロから合計7500発にも及ぶ核弾頭非搭載型ICBMが発射された。そしてロンドンの空に数多の光が飛来したかと思えば次の瞬間、ビッグベンが倒壊。また各所で大爆発を引き起こした。過去に味わった屈辱的行為をそのまま返すかのように英国の帝都は燃え盛った。今回のミサイル攻撃では7500発中153発が撃墜される結果となったが圧倒的物量と洗練されたナチスの科学力によるミサイルを全弾迎撃することは困難を極め不可能に近く、突然の攻撃であったことも相まって完膚なきまでにロンドンは崩壊した。たった数時間の出来事ではあったがこの瞬間より英国軍は指揮系統が崩壊し混乱することとなる。そして武装親衛隊は冠が失墜したことを確認すると第3次ぜーレーヴェ作戦を発動。ドーバー海峡を通り抜け武装親衛隊は英国上空へと差し迫った。迎撃に上がってきた英国軍戦闘機は武装航空親衛隊が圧倒的戦闘技能により返り討ちにした。2021年から現在に至るまで短期間で数十もの戦争行動を展開したゲルマニア第5帝国にとって第3次世界大戦を途中で離脱していた旧瑛研共和国軍など敵にもならなかった。その後第2フェーズの第3次ゼーレーヴェ作戦が武装親衛隊により展開された。先の弾道ミサイル攻撃で航空基地を破壊され制空権を奪取された英国と愛国は両国ともに武装親衛隊の上陸を許し、即座に領土を明け渡した。英国は数十年ぶりにホームガードを復活させ軍民共に頑強に抵抗したが武装親衛隊はそれを街ごと焼き払った。
ゲルマニア=フランス国境
フランス軍兵士1「緊急伝達!ゲルマニア国防軍が突如国境を越境してきました!」
フランス軍兵士3「なんだって!?」
フランス軍兵士2「クソが!やっとエルシアスが崩壊してフランスという国が再び日の目を浴びるようになったと思えば今度はドイツか!
」
フランス軍兵士1「奴らは第3次世界大戦の時に容赦なく核兵器を放った国だぞ!下手すりゃフランスという国ごと、欧州ごと燃やされちまうぞ!」
フランス軍兵士2「仕方ない!本部の方へこの状況を伝達しろ!1940年の再来だとな!」
ゲルマニア国防軍は作戦計画書の発布と宣戦布告後、奇襲の形で攻撃を開始した。ゲルマニア国防陸軍は再びアルデンヌからの侵攻を開始。第2次世界大戦時、第3次世界大戦時から3度目となるフランス侵攻を行った。この攻撃を予想だにしていなかったフランス軍は初手での大幅な遅れをとりあっさりと国境部を明け渡す形となる。しかしそこに追加として武装親衛隊が投入された。第3次世界大戦中の総統交代から国防軍よりもさらに強化されていた武装親衛隊は確かなる打撃を敵に与えていった。制圧した地域には火が放たれ、民間人ごとすべてを破壊しつくしていくその様は欧州大陸の崩壊の日のようであった。エルシアス第2帝国というナチズムに近かった帝国が崩壊し再び自由を手にしたはずであったフランスは真なるナチズムにより再び崩壊せんとしていた。またフランス侵攻の際北部並びに南部からの同時進行を行い、ブルグント地域を包囲殲滅に成功、ここでの包囲によりフランス軍主力部隊を含めた12師団の殲滅に成功した。途中で降伏した部隊についてはアインザッツグルッペンによりしかるべき場所へと送られた。
ゲルマニア第5帝国本土デンマーク地方…親衛隊ミサイルサイロ
武装親衛隊員1「先ほど、総統直々のご命令によりイギリス・アイルランド・アイスランドに対するICBM発射命令が下された。核弾頭を搭載せずの発射である。今回の戦略目標はロンドン全域とのことである。瑛研共和国時代に建設されていた各省庁舎や博物館など歴史的建造物から民間の建造物まですべての破壊をご所望だ。我々が1939年から始め受け続けた連合国に対する屈辱を晴らす時が来たのだ。今回の戦争で我々は3度目のイギリス上陸、そう第3次ぜーレーヴェ作戦を展開する。そして今回のゼーレーヴェ作戦は親衛隊が行う。アイルランドとイギリスのすべてを破壊しアーリア人によるしかるべき処置を受けさせようではないか!三度欧州は戦火に包まれる!我ら第5帝国に栄光を!Sige heil!」
武装親衛隊は総統命令の下令を受けて対英愛侵攻作戦の第1フェーズであるcode:Verlust der Krone(冠失墜作戦)を展開した。親衛隊の保有するミサイルサイロから合計7500発にも及ぶ核弾頭非搭載型ICBMが発射された。そしてロンドンの空に数多の光が飛来したかと思えば次の瞬間、ビッグベンが倒壊。また各所で大爆発を引き起こした。過去に味わった屈辱的行為をそのまま返すかのように英国の帝都は燃え盛った。今回のミサイル攻撃では7500発中153発が撃墜される結果となったが圧倒的物量と洗練されたナチスの科学力によるミサイルを全弾迎撃することは困難を極め不可能に近く、突然の攻撃であったことも相まって完膚なきまでにロンドンは崩壊した。たった数時間の出来事ではあったがこの瞬間より英国軍は指揮系統が崩壊し混乱することとなる。そして武装親衛隊は冠が失墜したことを確認すると第3次ぜーレーヴェ作戦を発動。ドーバー海峡を通り抜け武装親衛隊は英国上空へと差し迫った。迎撃に上がってきた英国軍戦闘機は武装航空親衛隊が圧倒的戦闘技能により返り討ちにした。2021年から現在に至るまで短期間で数十もの戦争行動を展開したゲルマニア第5帝国にとって第3次世界大戦を途中で離脱していた旧瑛研共和国軍など敵にもならなかった。その後第2フェーズの第3次ゼーレーヴェ作戦が武装親衛隊により展開された。先の弾道ミサイル攻撃で航空基地を破壊され制空権を奪取された英国と愛国は両国ともに武装親衛隊の上陸を許し、即座に領土を明け渡した。英国は数十年ぶりにホームガードを復活させ軍民共に頑強に抵抗したが武装親衛隊はそれを街ごと焼き払った。
モスコーヴィエン国家弁務官区=ウクライナ国境
ゲルマニア国防軍兵士1「今回の戦争での第1目標はウクライナの各地に存在する原子力発電所だ。総統閣下は容赦をするなとおっしゃられている。ウクライナには放射能が降り注ぐだろう。国防軍閣員に伝達せよ。越境を開始!並びに武装海上親衛隊に伝達。黒海艦隊による原発攻撃を求むとな!」
ゲルマニア第5帝国武装海上親衛隊第1黒海艦隊
シュロムフェン親衛隊少将「諸君、先ほどモスコーヴィエンからウクライナへ侵攻を開始した国防軍部隊から伝達があった。これより巡航ミサイルを用いて敵国の原子力発電所や各重要施設に攻撃を行う。総員戦闘は位置につけ!」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!
けたたましくなるサイレンと共に多数の巡航ミサイルが発射された。その巡航ミサイルはウクライナ各所に設置された原子力発電所やその他軍事基地などには爆炎が立ち上り、冷却機能が消えた原子力発電所各地でメルトダウンを引き起こす結果となった。その間も対放射能装備を装着したゲルマニア国防軍部隊は進撃を続けていた。カウカズース地方からは武装親衛隊が侵攻を開始。2正面作戦をウクライナに展開した。
モスコーヴィエン国家弁務官区=フィンランド国境
武装親衛隊兵士2「総統閣下よりご命令だ。北方戦線も侵攻を開始する。モスコーヴィエン地域から武装陸上親衛隊が、デンマーク地方から武装海上親衛隊が攻撃を行う。今回の作戦は第3次世界大戦中と違い2正面作戦による電撃制圧だ。3日で終わらせるぞ」
ゲルマニア第5帝国の拡大主義はとどまるところを知らず、仏・英・宇・愛・氷に続き北欧3か国に対する攻撃を行った。今回の作戦には同時に8か国を制圧する作戦となっておりその目標の中で最も制圧面積が多いのがこの場所であった。今回の作戦では北欧3か国に対して無差別爆撃を敢行。北欧3か国の都市も軍事施設も民間施設も何もかもを破壊しつくした。敵国は迎撃に烏合の衆たる戦闘機を出撃させたがその意味はなく帝国の技術が集め作られた武装航空親衛隊の戦闘機部隊がいとも簡単に迎撃した。この空爆作戦は成功をおさめ、北欧3か国は完膚なきまでに破壊された。その上からさらに残党を制圧するかのように武装陸上親衛隊と武装海上親衛隊が侵攻を開始した。
この8か国制圧作戦こと橙作戦は滞りなく遂行され最終的にフランスが侵攻開始から5日後、英国が侵攻開始から6日後、ウクライナが侵攻開始から3日後、北欧3か国も同じく侵攻開始から3日後に制圧され、フランスは親衛隊領フランクライヒとしてアイルランドはイルラント国家弁務官区として、ウクライナはウクライーネ国家弁務官区とクリミア半島は親衛隊領ゴーテンラントとして、イギリスは南部を親衛隊領イングランドとして、北部をブリタニエン国家弁務官区として、北欧はノルウェーをノルウェーゲン国家弁務官区として、フィンランドとスウェーデンをフィルデン国家弁務官区としてそれぞれ併合した。
大南亜帝国=王国連邦国境
2045年、帝国陸軍は長く続く大日本内戦に終止符を打とうとしていた。王国連邦王立革命赤軍から派遣された30師団と合流し、帝国陸軍70師団と王国連邦王立革命赤軍30師団の合計100師団は南亜特別区を取り囲むように配置された。斎藤艦隊の奪還により形成が逆転しつつあるこの状況で一気に畳みかける計画だ。
帝国陸軍砲兵部隊の榴弾砲の発射とともに一斉攻撃が開始された。南亜特別区との国境線には多数の砲弾の雨が飛び交うこととなる。すぐに応戦のために敵戦車部隊が現れたがこれを帝国陸軍と王立革命赤軍の合同戦車隊で殲滅する。そして日盗連合軍は国境線の突破に成功すると即座に包囲に乗り出した。まずは北部の包囲である。主力部隊を前線に押し出し、森に隠れてゲリラ戦を展開する敵に容赦なく空爆を叩き込み蹂躙していく。それでも屈強に抵抗する敵軍に確かに損失を出しながらも進み続け北部の包囲に成功した。
包囲完了後敵軍師団7師団の包囲に成功し、その中には主力師団とみられる師団が1師団含まれており、ここを王国連邦王立革命赤軍の航空隊が絨毯爆撃により順番に戦火に包み込んでいき逃げ場を失った敵軍師団は降伏か殲滅という結果となった。
包囲殲滅を完了させた後帝国陸軍はボルネオ島にて待機していた帝国海軍聯合艦隊へ上陸作戦決行を伝達。命令を受けた帝国海軍聯合艦隊は海軍特戦隊30師団を乗せた輸送船団を敵海軍の攻撃などから護衛しつつマレーシア沿岸へと送り込んだ。ここでこの動きを察知した敵海軍の主力艦隊と帝国海軍第1聯合艦隊が接敵。マレーシア沖海戦が勃発する。敵海軍戦力は空母3、戦艦7といった艦隊であった。それもそのはず内戦の兆しが見えた時に大本営は空母を改修などの名目でボルネオなどに移送しており強制的にアウトレンジ戦法における優位に立てるように仕組んであったのだ。帝国海軍第1聯合艦隊は即座にしなのをはじめとした航空母艦より艦載機を発艦させる。空対艦誘導弾を満載にした艦載機は敵主力艦の対空火器や主砲などに徹底的に攻撃を行い、戦闘能力を低下させる。しかし敵海軍も負けじと攻撃を行い敵戦艦の放った主砲3発が大和型戦艦2番館である武蔵の2番主砲に命中。火災が発生したため戦線を離脱した。また伊吹型航空母艦においても敵航空機のミサイルが2発命中。甲板に損傷を負い、艦載機発艦が不可能になり戦線を離脱した。また駆逐艦2隻が敵海軍がマレーシア沿岸に設置した機雷に触れてしまい爆沈した。
以上の通りの戦闘を行っていたが最終的には損失が大きくなった南亜特別区の反乱軍が撤退を行い、帝国海軍聯合艦隊は予定通り、沿岸砲台などに砲爆撃を実行。また近くの飛行場には巡航ミサイルを用いて滑走路や格納庫を破壊した。そして安全を確保した上から帝国海軍特戦隊が上陸を開始。北部と南部から南亜特別区を挟撃する形となった。
内戦の終結はすぐそこに・・・
ベトナム沖にて
2045年某日、第1連合艦隊や第3強襲揚陸艦隊はベトナム沖にいた。
今回の計画は、先ず第一連合艦隊からミサイルで攻撃し、敵基地を無力化させる。その後第3強襲揚陸艦隊が陸軍を上陸させ、ホーチミンを制圧するというものだ。
第一連合艦隊旗艦、レイテ艦橋で攻撃開始の合図と共に本作戦が開始された。
艦船から大量のミサイルが発射されていく。
弾着を確認し、強襲揚陸艦隊を護衛しながら上陸地点へ進撃する。
その時敵艦が応戦するために攻撃してきた。
齋藤艦隊が大日本帝国に拿捕されたのもあるのか主力艦はあまり見ることはなく、あまり苦戦せずに突破する事が出来た。
いよいよ揚陸艦が上陸地点に到達し、どんどん陸軍が上陸する。
しばらくすると、敵も黙っているわけもなく戦車隊が突撃してきた。やはり小国の我が国の戦車が日本製の戦車に勝てるわけもなく、苦戦した。
艦載機での対地爆撃により敵戦力の半分以下程度を撃破し、なんとか切り抜くことができた。
そこから本土からの爆撃機で絨毯爆撃による完全な制圧、航空基地等への攻撃を成功させホーチミン周辺までも制圧することができた。
大日本帝国軍と合流するためにここから更に南下することにした。
大南亜帝国総司令部
大原発大南亜帝国総司令長官「クソ!王国連邦までもが敵に回ってしまった!」
高木善郎大南亜帝国陸軍長官「総司令、すでに敵軍は各所から侵攻を行っておりビルマ地域、マレーシア沖、並びに北越から侵攻を行ってきております。」
大原発大南亜帝国総司令長官「・・・まだだ、まだ戦えるぞ。こうなったら仕方がない。全軍を首都近辺へと撤退!首都防衛だ!」
大南亜帝国は弱腰外交を行う帝国の逆賊とその逆賊に加担した王国連邦からの攻撃に耐えるべく主戦力を首都に集中させ迎え撃つ用意をした。そのころ逆賊は首都を包囲しようとしていたが頑強かつ最強部隊をここに集めているため突破に苦戦しており我々の首都を包囲殲滅する作戦は奮戦むなしく失敗に終わった。この瞬間を好機ととらえたわが軍は北部へ進撃することに成功し一部地域を奪還した。その間南部の部隊は常に敵軍とにらめっこ状態であったが北部が奪還されたとの報を聞くと一時撤退した。この撤退は我々大南亜帝国を大いに奮い立たせ、兵の士気の向上にもつながった。日夜敵軍は空襲を仕掛けてくるがもとはと言えば同じ日本軍であることもあり敵機の性能は熟知していた。それが向こうもわかったのか王国連邦軍による攻撃が始まったが出てくる航空機はどちらかと言えば旧式が多い状態であった。
大原発大南亜帝国総司令長官「素晴らしい、いった通りわが軍は戦果を挙げてくれたではないか!やはり逆賊など恐れるに足らず!このまま反撃に回るのだ!」
高木善郎大南亜帝国陸軍長官「もちろんですとも!完膚なきまでに敵を叩きのめし大日本帝国を真なる道へと導こうではありませんか!」
大原発大南亜帝国総司令長官「無論だ!この好機を逃すな!包囲されている友軍を救出し、そして敵の侵攻が浅い地域へ今のうちに遷都して、さらに万全の体制を構築するぞ!」
高木善郎第南亜帝国陸軍長官「了解いたしました!遷都先は以前の計画通りで問題ないでしょうか?」
大原発第南亜帝国総司令長官「ああ構わない!あそこであれば帝国軍の建造した巨大な地下要塞もある。敵軍を迎え撃つにはぴったしだろう!」
大南亜帝国陸軍は首都の防衛に成功し敵軍の撤退したタイミングを好機とみて包囲されていた友軍を救出するため前線の突破を試みた。帝国陸軍のロケット部隊が前線にこれでもかと巡航ミサイルを撃ち込み、敵軍を疲弊させる。また制空権の奪還のために帝国空軍で温存していた航空機を出撃させる。制空権の防衛は日夜本州反乱軍と王国連邦軍で交代されており、旧式を動員していた王国連邦軍を狙って攻撃を仕掛けた。大南亜帝国領には本州反乱軍の残した最先端の兵器が多く残っており撤収が間に合わなかった兵器を奪取した帝国軍はこの兵器をどんどんと前線に押し出した。この突如の反転攻勢を予想だにしなかった敵軍は勇猛果敢に奮闘した者の一瞬のスキを逃さなかった帝国軍は前線の突破に成功。包囲されていた友軍の救出に成功し、それだけではなく前線に突出した敵軍3師団の包囲を成功させた。またホーチミン近辺から上陸を開始してきた連合国軍については帝国空軍の有する戦略爆撃機を動員し、徹底的に空襲を開始。焼夷弾による無差別爆撃により年毎敵軍を焼き払った。帝国は残った力をすべて出し反転攻勢を開始した。真なる大日本帝国の創設のために・・・
大日本内戦最前線司令部
杉浦太誠帝国陸軍准尉「敵軍部隊による反攻作戦は正直かなり成功されてしまったと言っていいだろう。結果として南亜特別区の首都としていた阪京(ハノイ)から敵軍は遷都を行い抗戦するための体制を建て直してしまった。現在その敵軍の首都についてはわかっておらず無人機偵察機による偵察任務などや捕虜による尋問を行っているが根はおなじ日本人からか口を割ることをなければという状態だな。」
シェルヴェコフ王国連邦王立赤星陸軍上級准尉「現状王国連邦政府としてはミャンルマ地域より王立革命赤軍による侵攻作戦を展開し3正面作戦とする用意は整っています。第三次世界大戦中の一般志願が思いの外集まり創設された第11軍1820万人が作戦待機中です」
杉浦太誠帝国陸軍准尉「なんと頼もしいことでしょうか。早速その部隊に出撃を要請出来ますか?」
シェルヴェコフ王国連邦王立赤星陸軍上級准尉「無論です。第11軍に出撃命令を発令しておきます。」
杉浦太誠帝国陸軍准尉「我が帝国としても内戦集結が総意です。帝国軍の士気も最高潮にある。例え敵が遷都により徹底抗戦の力を持っていたとしても真なる帝国陸軍の力で粉砕してみせます。さあ、敵の首都を落としに行くぞ・・・」
大日本帝国軍と王国連邦王立革命赤軍はついに最後の攻勢に出た。遷都した南亜特別区の反乱軍部隊に対して正面からは帝国陸軍と帝国海軍陸戦隊が突破を試みた。同じ日本人同士の戦いは苛烈を極めたが、反乱を良しとしない真なる帝国軍は決死の突撃を敢行し続けた。しかし、南亜特別区反乱軍もこれに負ければ自らが負けることがわかっていたのか、必死に防衛を続ける。何とか反乱軍が拮抗状態に押し込もうとしたそのタイミングでそれは起きた。突如、ビルマ地域より王国連邦王立革命赤軍が侵攻を開始したのだ。王国連邦政府は大日本帝国援助のために第11軍1820万人を派遣し、反乱軍を攻め落としにかかったのだ。これにより前線から部隊を引き抜くことを反乱軍は強要される。その一瞬の隙を逃さず帝国陸軍は再び玉砕覚悟の突撃を敢行。内戦開戦以来、突撃を続けてきた帝国陸軍はその圧倒的練度と、反乱軍への復讐心から敵を蹂躙して進み、翌日、敵臨時首都を陥落させることに成功した!またその陥落と同時に南亜特別区は大日本帝国政府に降伏を伝達。半年間続いた内戦は大日本帝国の勝利で終止符を打ったのであった。
その後、大日本帝国政府は同地に対して以下の処罰を行った。
まず内戦を企てた南大軍司令部は軒並み死刑判決が下され、これは同日中に銃殺刑により執行された。また南亜特別区の今回の反乱を受け、以降このようなことがないように、またこのようなことが起きても直ぐに政府が対応できるように、インドシナ地域は大日本帝国直轄領と定められ、新たに阪越府として統治されることが決まった。これにより大日本帝国は第3次世界大戦中以来、実に3年振りに48都道府県となることになった。半年間続いた内戦は南亜特別区に甚大な被害をもたらす結果とはなったが最終的には帝国の秩序の維持が保たれる結果となり、同地はさらに厳正な統治下に置かれることになり、当初の反乱の目的とは反対に帝国の支配を強める結果となった・・・。