大南亜帝国総司令部
大原発大南亜帝国総司令長官「クソ!王国連邦までもが敵に回ってしまった!」
高木善郎大南亜帝国陸軍長官「総司令、すでに敵軍は各所から侵攻を行っておりビルマ地域、マレーシア沖、並びに北越から侵攻を行ってきております。」
大原発大南亜帝国総司令長官「・・・まだだ、まだ戦えるぞ。こうなったら仕方がない。全軍を首都近辺へと撤退!首都防衛だ!」
大南亜帝国は弱腰外交を行う帝国の逆賊とその逆賊に加担した王国連邦からの攻撃に耐えるべく主戦力を首都に集中させ迎え撃つ用意をした。そのころ逆賊は首都を包囲しようとしていたが頑強かつ最強部隊をここに集めているため突破に苦戦しており我々の首都を包囲殲滅する作戦は奮戦むなしく失敗に終わった。この瞬間を好機ととらえたわが軍は北部へ進撃することに成功し一部地域を奪還した。その間南部の部隊は常に敵軍とにらめっこ状態であったが北部が奪還されたとの報を聞くと一時撤退した。この撤退は我々大南亜帝国を大いに奮い立たせ、兵の士気の向上にもつながった。日夜敵軍は空襲を仕掛けてくるがもとはと言えば同じ日本軍であることもあり敵機の性能は熟知していた。それが向こうもわかったのか王国連邦軍による攻撃が始まったが出てくる航空機はどちらかと言えば旧式が多い状態であった。
大原発大南亜帝国総司令長官「素晴らしい、いった通りわが軍は戦果を挙げてくれたではないか!やはり逆賊など恐れるに足らず!このまま反撃に回るのだ!」
高木善郎大南亜帝国陸軍長官「もちろんですとも!完膚なきまでに敵を叩きのめし大日本帝国を真なる道へと導こうではありませんか!」
大原発大南亜帝国総司令長官「無論だ!この好機を逃すな!包囲されている友軍を救出し、そして敵の侵攻が浅い地域へ今のうちに遷都して、さらに万全の体制を構築するぞ!」
高木善郎第南亜帝国陸軍長官「了解いたしました!遷都先は以前の計画通りで問題ないでしょうか?」
大原発第南亜帝国総司令長官「ああ構わない!あそこであれば帝国軍の建造した巨大な地下要塞もある。敵軍を迎え撃つにはぴったしだろう!」
大南亜帝国陸軍は首都の防衛に成功し敵軍の撤退したタイミングを好機とみて包囲されていた友軍を救出するため前線の突破を試みた。帝国陸軍のロケット部隊が前線にこれでもかと巡航ミサイルを撃ち込み、敵軍を疲弊させる。また制空権の奪還のために帝国空軍で温存していた航空機を出撃させる。制空権の防衛は日夜本州反乱軍と王国連邦軍で交代されており、旧式を動員していた王国連邦軍を狙って攻撃を仕掛けた。大南亜帝国領には本州反乱軍の残した最先端の兵器が多く残っており撤収が間に合わなかった兵器を奪取した帝国軍はこの兵器をどんどんと前線に押し出した。この突如の反転攻勢を予想だにしなかった敵軍は勇猛果敢に奮闘した者の一瞬のスキを逃さなかった帝国軍は前線の突破に成功。包囲されていた友軍の救出に成功し、それだけではなく前線に突出した敵軍3師団の包囲を成功させた。またホーチミン近辺から上陸を開始してきた連合国軍については帝国空軍の有する戦略爆撃機を動員し、徹底的に空襲を開始。焼夷弾による無差別爆撃により年毎敵軍を焼き払った。帝国は残った力をすべて出し反転攻勢を開始した。真なる大日本帝国の創設のために・・・