バルジにあるミラ型変光星のほとんどは酸素を主成分とする固体微粒子を星間空間に放出していますが、今回発見された天体は炭素を主成分とする固体微粒子を放出しています。
ミラ型変光星は、星自身が膨張したり収縮したりする脈動によって、100日以上の長い周期で明るくなったり暗くなったりを繰り返します。周期光度関係によって正確な距離の推定が可能であり、他の星よりも様々な情報が得られるので、銀河系の構造や進化を調べるために有効な天体です。ミラ型変光星の表面では分子や固体微粒子が形成され、その組成は炭素が多い場合と酸素が多い場合の2つに大別されます。
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/info/5435/
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