便利なプラネタリウムソフト「Stellarium」は、多くの国や地域や文化での星座線や遷座絵が搭載されていますが、日本の星座本でよく見る星座線や星座絵がありません。
これは、実は「日本でよく見る」星座線は、天体写真家・作歌の藤井旭さんが自身の星座解説本のために作ったオリジナルな結び方、業界でひそかに言われる「藤井結び」と呼ばれるものだったのです。つまり「日本風星座線」はガラパゴス的だったんですね。
でも、やはり見慣れた星座線で使いたい、ということで、愛知県・奥三河☆星空の魅力を伝える会の大塚さんが、ご自身の用途のためにデータを作っていて、それを提供して頂きました。
これに加えて、日本風の星座絵(フラムスチード星座絵)のデータも作りました。
Stellarium-Japanese.zip
このzipファイルを解凍して作られる「script」と「skycalture」フォルダーを、そのままStellariumのフォルダーにコピーします。そうしてStellariumを起動すると「星の文化」の中に「Japanese」という項目が追加されます。これを選ぶと、日本風星座線と星座絵を表示させることができます。
Stellarium デフォルトの星座線(Western)
日本風星座線(Jpanese)
甲田さん、いつもありがとうございます。
Stellariumを入れてみました。これがフリーとは~!
日本風化のやり方ですが、
このzipファイルを解凍して作られる「script」と「skycalture」フォルダー内のファイルを、そのままStellariumのそれぞれのフォルダーにコピー
ですね。これで見なれた星座絵が表示されました。
大塚さんも、ありがとうございます!
ステラリウムの日本風化を希望y希望される方が増えてきたので、ファイルの内容を変えました。
1.星座線は、自作の日本風結び(いわゆる「藤井結び」)
2.星座絵は、ステラリウム付属の「Modern」を「Japanese」フォルダにコピー
3.付属のスクリプトは 甲田の自作
これで、ダウンロードしたファイルを再配布することも可能になります。
ステラリウムの星座線の日本風化ファイルの中の、1つのファイルの変更を忘れてました。
今までStellariumの最新バージョンで仕様が若干変更、というか、本来的になったのだと思います。
変更が必要なのは、skyculture び¥の Japanese フォルダの中の info.ini ファイル。
ここで、この星座データの表示名などを定義しています。
この中を、次のように変更ください。
name = Japanese
他はテキトーに。
コレを行わないと、Sky Culture に「Jpanese」という項目が表示されません。
上記の、ステラリウムの skyculture の info.ini の件、対応したものを、トップのダウンロードファイルと差し替えました。
併せて、スクリプトを削除し、星座線とアステリズムだけ日本風にしました。星座絵は Stellarium の Modern です。