ちょっと誤解がある書き方かもしれん。英米日でエンジンの出力の定義や設定具合がそもそも違う。結局マーリンはWEPで戦闘することを想定してるってことなんだけど、このWEPが日本でいう離昇出力ってわけじゃない。離昇馬力ってのは一分間出力条件っていうエンジンの限界まで出してる状態での測定がほとんど。で、スピットのWEPなんだけど、これより出力が同等かそれ以上でより余裕のあるWEPって考えるとわかりやすい。離昇馬力は五分くらいしか余裕がないけど、英米のWEPは基本的に三時間から五時間くらいの連続運転に耐えられる出力。上の話に戻るけど、ミリタリー出力をカタログの一段下のブーストであると見ると、戦闘出力はミリタリー出力とは違う。最大18lbpsiブーストのマーリン66の場合は+15lbpsiブーストの最大上昇用出力がそれにあたる。これが+25lbpsiブーストになると+18lb(ryの部分が+25(ryに置き換わるのでWEPの上昇幅がめちゃくちゃ上がったように見える。
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