みんポケ!

【ss】ざわざわ遺跡 / 12

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あんみつ 2019/08/21 (水) 19:53:30 修正

アクティブ『──!!』

スティーブ「う、嘘をつくなッ!」

 スティーブは頭ごなしに叫んだ。そのような事実、到底受け入れられない。認められない。
 だって、あんみつの帰還が意味することとは──

メガゴルダック「──この世界の、管理者の座が奪われる...」

 その通り、とシャンてぇあは頷いた。

シャンてぇあ「70年前の一件で、“権限”は未だに浮いたままだ」

 太極とも呼ばれるその権限を巡って、今日まで凄絶な争いが繰り広げられている。
 それは現在、この世界に適正者が存在しないからであり、誰かが適正者と相成った時点で、その者による“管理室入り”が果たされるのだ。
 無論のこと、現在神世界にいるあんみつは適正者である。

スティーブ「ッ......」

 この70年間、あんみつを冒涜してきた者は少なくない。彼もその一人なのだ。
 管理者には、全人類の生殺与奪権がある。もし、件の誹謗中傷がバレたりしたら...スティーブは青ざめた。
 そんな若者を見て、年長者は鼻で笑った。

シャンてぇあ「あの方の完全復活には、生贄となる命が必要です。もちろん、雑魚の命をいくら集めようが意味がない...後はお分かりですね? 必要なのは、異能力者の強靭な命ですよ」

メガゴルダック「...なるほど、あんみつの信奉者は世界中にいる。彼らから身を守るために武器を──」

 そこでメガゴルダックははっと顔を上げた。目の合った瞬間、シャンてぇあはニチャア...と笑みを浮かべる。爬虫類を連想させる笑みである。

シャンてぇあ「──察しが宜しいw 連中に討たれるより先に、ワタクシたちの手で、必要な生贄の数を満たしてしまえばいい(・・・・・・・・・・・・・・・・・)!」

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