我等は神の代理人、神罰の地上の代行者なので初SSです。
camel_cricket
残りカス
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わい「――――――【独裁者の記憶】 の数ある能力、【独裁者の隠し財産】 でな。」
キトキト「な、なんだそれは?」
わい「教えないぞ?貴様はここで死ぬんだからな」
キトキト「くっ!だ、だが槍なら遠くに逃げれば―――」
わい「逃げでも無駄だ。【独裁者の強制】 憑依装着、シモ・ヘイヘ。」
どこからか狙撃銃――――否、対物狙撃銃 PGM ヘカートIIを取り出して地面に設置もせずに空に構えてキトキトを狙い撃つ。キトキトはまるで翼を捥がれた鴉のように地面に叩き落される。
キトキト「おのれええええええええええ!神の使徒になんてことをおおおおおおおおおおおおおおおおおお!絶対!絶対許さぬ!」
わい「許されなくても結構だ。オレは独裁者。記憶に残ればそれでいい。」
キトキト「お前は良くてもおおおおおおおおおおおお!俺はああああああああああああああ!よくないんだあああああああああああ!」
キトキト「十二の数の使徒は十三の使徒を生み出すために存在する
神とその使徒以外の存在が許されることは未来永劫一片たりとも存在しない。
目の前の存在を嬲り殺し細胞の一欠けらも残さないのが十二の使徒の役目。
十三番目の使徒は神以外が嬲り殺された後をただ歩くだけでいい。
たった一つの憂いも残さず幾億幾万もの民の命の後を歩き続ける。
その歩みは悪魔のようでもあってはならない。天使の様でもあってはならない。たった一人の巡礼者の様であれ。
神は私の後ろを歩くのだから。
【第十三使徒の歩み】 !!!」
キトキトの背後にあった11本の剣が一つの巨大な剣になる。それをキトキトは手にしてわいを切り裂こうと振り被るがわいに当たりそうになった瞬間に剣が霧散する。
キトキト「なあああああああああああぜええええええええええええええだあああああああ!かあああああああみいいいいいいいいいいいいはああ俺を見捨てたのかああああああああああ!」
わい「見捨てたも何も一本無くなってるぜ?お前の剣は。」
キトキト「そんなこと知ったことかあああああ!神が俺に味方をしないのならああああああ!俺の手でお前を殺してやるうううううううううううう!」
わいにとびかかるキトキト、だがキトキトは空中で失速してわいの1m手前で墜落する。
わい「ククク、貴様は天にも見放されたみたいだな…ならばオレが止めを刺してやろう。ロンギヌスの槍でな。」
キトキト「や、やめてくれ!俺が悪かった!そ、そうだ俺を殺せばこのキトキトって少女も死ぬぞ?な?ここは見逃してくれよ?」
わい「独裁者に対して命乞いか。大した狂信だな。残念だがオレは耳が遠くてな、貴様の戯言は聞いてやれそうにもない。」
キトキト「頼む!この通りだ!俺はまた死にたくないんだ!」
わい「一つだけ頼み事だ。どうかこのオレを―――――忘れないでくれ。」
わいはキトキトの心臓にロンギヌスの槍を突き立てる。キトキトは一瞬ビクッ!っと痙攣したが直に動かなくなる。その直後にけろからの電話が来る。
けろ『終わったようだね。キトキト君は死亡したよ、彼女を乗っ取った罪人、ジル・ド・レの心もね』
わい「ジル・ド・レ………………童話『青髭』のモチーフとなりマルキドサドが敬愛したフランスの貴族か」
けろ『そうだね、で、気分はどうだい?わい君?………………いや、人類史上最悪の大罪人、アドルフ・ヒトラー?』
わい「気分かい?最高に決まってるじゃないか!此奴の体は最っ高にパーフェクトだ!乗っ取ったらこいつ自身の能力が使えないようになるとは思いもしなかったがな!」
一応能力解説
【また会う日を楽しみに】
彼岸花の花言葉。
逃げる敵を異形の姿にする。
【裏切りのもたらす死】
ユダの木ことハナズオウの花言葉。
二段階目の解放の為の言霊。
【狂信者の敬愛】
キトキトの二段階目の能力。
12使徒を操る。元になった罪人はジル・ド・レ
けろ『気分がよくて結構だがその体はわい君の物だ。今失格してもらったら困るんでな、返してもらうぞ。ロック&削除!』
わい「チッ!折角気分よく過ごせてたのによ!だがわいに言っといてくれ、俺はお前を助けるがお前には代償を支払ってもらうとな!」
けろ『そうかい、そう伝えておくよ。じゃあね、独裁者。また会える日を』
わい「ウーン………………ハッ!こ、ここは?」
けろ『おっ目覚めたか。記憶の混濁が見られるようだが…まあいい。少し眠っていてくれ。』
わい「うっ、ね、眠気が――――――――――」
けろ『ククク、君が起きる頃には面白い光景が見れるだろう。では24時間後までごきげんよう』
場所は移動し秋葉原ヨドバシカメラ前
二人の人間が向かいあっている。周りは人工物、自然物見境なく全てが木っ端微塵になっている。
???「クッ!なぜオレの【一発百中の預言者】 が発動しないんだ!てめぇ!何しやがったんだよ!」
???「貴方の【一発百中の預言者】 …確率変動の能力ですがとても強力な能力です。私がいなければ恐らく貴方が最後まで生き残っていたでしょう。ですがここは既に舞台の上、私達は台本通りに動く操り人形。そこに必然も偶然も奇跡も予定調和もありません。貴方は挑む相手を間違えた。それだけです…安いぞさん。」
安いぞ「糞!ならオレ自身の能力!【創造無き破壊】 でお前を殺してy」
ザッシュ!
安いぞの手足が飛んでいき安いぞは達人へと変貌する。???の手には無数のトランプがありそれを使って安いぞの手足を切り裂いたように見える。
安いぞ「グゥ!?お、オレの手足がっ!」
???「これで貴方はもう何も出来ません。今から止めを刺しますが何か最後に言いたいことはありますか?」
安いぞ「な、ならお前の名前を教えてくれ…」
???「其れ位ならいいでしょう。私の名前は帽子屋 でs」
安いぞ「係ったなぁ!我は帽子屋 を指名する!獣よ!奴を鑿て!」
安いぞ「係ったなぁ!我は帽子屋 を指名する!獣よ!奴を鑿て!」
空中にドアが出現してそれが開く。そこから巨大な狼の様な獣が出てくる。獣は辺りを見渡すと帽子屋に飛び掛かろうとする、が直前で何かに気が付いたかのように突如反転して安いぞに飛び掛かる。そのまま安いぞを咥えて門に戻っていく。
安いぞ「ま、まて!地獄の門番!俺じゃない!帽子屋はあいつだ!や、やめてくれ!地獄にはいきたくない!行きたくな」
バアッン!
轟音と共にドアが閉まる。そして数秒後ドアは消える。
帽子屋「名前を指名して発動するタイプの能力でしたか。私が登場人物では無かったらキツイ所でしたね。」
帽子屋「えーと次のターゲットはわいさんですか。能力はっとこれは中中々々面白そうですね。」
時は流れ24時間後
浅草雷門
わい「ほーん、でわいは罪人に乗っ取られとったのをアンタが直したと?」
けろ『そうだよ、感謝してくれてもいいんだぜ?』
わい「嫌や、そういやあんたキャラ変わってへんか?」
けろ『そりゃそうだよ、【管理人】たるもの老若男女魑魅魍魎すべての存在に媚を売らないといけないからね。キャラもたびたび変わのも仕方がないよ』
わい「そうかい、そりゃあ難儀なこって。で、わいは【独裁者の記憶】を使っていいのか使ってはいけないのかどっちなんや?」
けろ『基本は駄目だ。だが命の危機に瀕した時だけは別にいいよ。』
わい「そうか、それほどやばい罪人なんか?」
けろ『まぁ、人類史上最悪最恐と言われrっと敵さんがここに近付いているみたいだ、じゃあ斬るね』
わい「その先の話も後で聞かせろよ。じゃあまたな。」
プツッ
けろからの電話を切ったと同時に空から全身緑ずくめの帽子をかぶった青年が下りてくる。
帽子屋「おや?お取込み中でしたか?」
わい「ちょうど今終わったところや、お前が来たせいでな」
帽子屋「おお、そうでしたか。それは失礼。おっと遅れました、私の名前は帽子屋 です。」
わい「そうか帽子屋、あんた何のためにここに来たんや?」
帽子屋「簡単ですよ、貴方の十字架を奪うためです。【扱使われる忠実な隸】 !」
帽子屋の手に無数のスペードの絵柄のトランプが出現しそれをわいに投げつける。
わい「この程度!」
わいはジャンプしてトランプを回避する。
わい「この程度の攻撃でわいを倒すつもりかッ!?」
わいは空中で先ほど回避したはずのトランプが背後から切り裂き空中で縦横無尽に動くトランプになすすべもなく切り刻まれていく。
わい「ぐ、グゥ!?」
わいは間一髪で抜け出すが体中が血塗れになっていて立っているのもやっとといった様子だ。
帽子屋「えぇ…ちょっと弱過ぎません?この程度の攻撃でこうとは…あなた本当にキトキトさんを倒したんですか?」
わい「ああ、せや。正確に言うと罪人がやけどな。」
帽子屋「成る程、それほど強い罪人なら中中々々楽しめそうですね。その罪人は使わないのですか?」
わい「命の危機に瀕するまでは許可されてないねん。」
帽子屋「成る程、なら命の危機に瀕してあげましょう、【憑代無き赤の王女】 !」
帽子屋の手には一枚のハートのQのトランプがありそれを雷門の雷神に向かって投げつける。深々と刺さったトランプが一瞬光ると雷神は動き出してわいに攻撃をしだす。
わい「!?なんや!これはッ?」
帽子屋「調子はよさそうだね、ハートの女王」
雷神「調子がいいわけないでしょ!こんな可愛くない像に私を入れて!唯で済むと思ってるの!」
帽子屋「はいはい、わかりました。そいつを倒してくれたらいい憑代を探してあげますよ。」
雷神「ほんとッ!なら頑張っちゃうわ!【私の為に愚図は死んじゃえ!】 !」
雷神は喋りだしてわいに向けて指をさす。その指先から雷が放出されてワイに向かって一直線にまっしぐら、突撃する。
わい「グッ!?」
さすがのわいも雷を避けきることは出来ず、直撃する。
雷神「やったわ!これで私はこんな気持ち悪い肉体から解放されるのnグベボ!?」
帽子屋「!?」
わい「ギャハハハハ!こいつの肉体を壊されちゃあオレが困るんだよ!」
帽子屋「中の罪人、ですか」
わい「ン?お前…もしかして―――――プレイヤーじゃないな?罪人か?」
帽子屋「ッ!………………半分当り、と言ったところでしょうか…確かに私はプレイヤーではありません。ですが罪人でもありません。」
帽子屋「私は帽子屋、不思議の国のアリス の登場人物 です。何処の誰かは存じませんが知っていますか?」
わい「1865年刊、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説。だったか?そのキャラクターがなぜ現実に?」
帽子屋「私のマスターの職業能力【狂った俳優】 …童話の中の登場人物をこの世に召喚する能力、それによって私はこの世に来ました」
わい「ていうことはお前にもプレイヤーがいると?」
帽子屋「ええ、いました。」
わい「いましたって事は他のプレイヤーに?」
帽子屋「いいえ、私のマスターは――――私の手で殺しました」
わい「……………………………………は?」
帽子屋「だから私の手でマスターは死にましたって」
わい「待て待て待て、なんでお前はマスターを殺したんだ?仮にもご主人様じゃないのか?」
帽子屋「ええ、でも殺しました」
わい「それはおまえのマスターが残虐過ぎたとかではなく?」
帽子屋「ええ、私のマスターは非常に優しい方で虫をも殺せないような人でしたよ。」
わい「じゃあ何で殺したんだよ!」
帽子屋「簡単です。私がキャラクターだからです」
わい「?」
帽子屋「マスターは非常に優しい方でした。ですがそれ故に私たちを使ってくださらない、人間の為に生まれてきた私達 をただの話し相手としか捉えていないのです!」
帽子屋「そして私、と同じような不満を持った6人でマスターを殺しました。」
わい「6人ってことは他にもお前みたいなのがいるのか!」
帽子屋「ええ。【真紅】 赤ずきん、【噓吐き殺し】 死神、【砲火舞】 マッチ売りの少女、
【正直者が馬鹿を見る】 キリギリス、【何時の間にか】 コウモリ、【魔笛】 笛吹男、そしてこの私が殺しました。」
わい「どれもこれも有名過ぎる奴ばっかりだな」
帽子屋「それともう一つ、この七人の中には序列がありましてね。私は序列6位です。私の下には序列七位コウモリしかいません。」
わい「なっ!?」
帽子屋「いいお顔だ、ではさようなら」
帽子屋は無数のトランプを投げつける。わいもナイフを手にして捌き続けるが無限に出てくるトランプになすすべもなくナイフが地面に落ちる。一枚のトランプがわいの喉元に向かって飛んでいきわいも死を感じるが突然現れた二人の女性がトランプを切り裂く。
???「キヒヒヒヒ、まだこんな事してたのかよ!帽子屋!」
帽子屋「ククク、貴女も依然お代わりの無いようで、ジル。」
ジル「変わりない?全然々々変わってるさ、アンタ達みたいに不死身って訳じゃないんでね。あれから数世紀たってるんだ、アタシみたいに死んでてもおかしくないさ。」
帽子屋「貴女は来る前から殺人を続けてますからね。確かに罪人としてココに来ることも可能だ。ですがなぜ貴女はわいを助けたんですか?あの人は今はヒトラー、貴女の復讐の相手の一人なのでは?」
ジル「それはそうだがな、あいつの能力がアタシ達には必要なんだよ。」
ジルと呼ばれた好戦的な女性と帽子屋は面識があるようで言い争っている。その間にもう一人の女性がわいを介抱して逃げようとしている。ヒトラーは既に引っ込んでおり人格はわいの元に戻っている。
わい「うぅ、あ、アンタは?」
???「私は鬱モナー、貴女の力が必要、だから助けに来た」
わい「そ、そうか。ありがとな。」
鬱モナー「………………ジルが足止めしてくれている内に早く逃げる」
わい「え、でもわいはまだ歩けへんしアンタの力じゃわいを持ち上げるってこともできへんのにどうやって逃げるんや?」
鬱モナー「簡単、私の能力は超能力。テレポーテーション位朝飯前。」
わい「そ、そーなんか。じゃあ宜しく頼むで」
鬱モナー「テレポーテション」
鬱モナーとわいは一瞬で渋谷区109前まで瞬間移動する。ジルもそれに連れられたかのように瞬間移動する。
鬱モナー「逃げ切れた。だから改めて自己紹介。私の名前は鬱モナー、17歳。能力は超能力。職業能力はまだ分からない。終わり。次はジル」
ジル「えーアタシもかよ。まー仕方ないなー。アタシの名前はジル。能力は【武器遣い】 。簡単に言えばすべての武器を使いこなせるのさ。職業能力は無いよ。」
わい「待てや!なんで職業能力が無いんや!」
ジル「うーん、分かり易く言えばアタシは罪人だからだよ。この肉体の持ち主、メガゴルダックとか言ったかな?は死に掛けててね、私が体を9割浸食して無理矢理生存させているのさ。」
わい「でもジルなんて犯罪者聞いたことないで!」
ジル「あー多分通称を聞けば100人中100人は知ってるよ。私の名前はジル、切り裂きジル さ。」
書き溜めてたのが消えたんで更新停止します。
気が向いたら更新するけど。
俺がミステリアスすぎて草