みんポケ！

………む！
そこの貴様！
武器を捨て！両手を上げろ！
(突然警備隊長が付近の警備員に銃を突きつけてそう叫んだ)

えっ……？

【タナーカの突然の行動に困惑しながらも、警備員を警戒して抜剣する】

むむむ？
よく見たら貴様だけでなく周りのヤツら全員が怪しい奴らになってるではないか！
流石にこの人数を捕獲するのは不可能
ならば徹底抗戦あるのみよ！
(両手に持ったマシンガンを乱射し出す)

えっ、えぇ！？
どうしたんですか、警備隊長！？

【流石に状況を飲み込めなくなって、距離をとる】

ムハハハハ
怪しいヤツらどもめ、私が守っている限りアンティキティラ島の機械に障れると思うなよお！
(既に殆どの警備員は彼の銃弾によって倒れており、ただ1人だけ無事だったスタークに向かってマシンガンを乱射する)

【咄嗟に建物の物陰に隠れて凶弾から免れる】

クソが！
何であんなキチガイが警備隊長任されてんだよ！！！

【建物の壁を剣でくり貫いて、即席の盾を作る。器用に作った取っ手部分を持ち銃弾を盾で弾きながら、そのまま警備隊長の方へと突進していく】

盾を使うなどとは、流石悪人、卑怯だな！
ならばあ！私の命に変えても機械を守り通して見せるぅぅぅ！
(手榴弾を両手に持ち突進を受け止めようとする)

キチガイが、大人しくしろ！

【盾を放り投げるように手放す。そして、剣を両手で持つと、地面に突き刺した】

フンッ！

【その状態から、動かそうとすると、地面が剣を押さえ付けるべく反発が生まれる。しかし、スタークはそれを無視して下段から上段へとそれを振り上げる。一瞬の反発によって加速した剣は、土塊を撒き散らしながら衝撃波を生み出す。衝撃波は目の前の即席盾を両断すると、そのままタナーカの方へと向かう】

ムホッ！？
ええい、小癪な！
(手榴弾を地面に投げ捨ててナイフを取り出し迎え撃つ)

そんなちんけな得物で俺の剣を受けきれると思うなよ！
こちとら斬鉄剣できるんだからなぁ！！！
……出来るようになったの最近だけど

【タナーカに斬りかかる】

フゴオオオオ！！
(ナイフごと切り裂かれ、真っ二つになり倒れる)

はあ……はあ……
やっちまった……
警備隊長殺しちまったよ……
もう防衛隊にいられねぇ……
どうしよう……
マジでどうしよう……

あーあ、みーちゃった、みーちゃった！
いけないんだー！人を殺すなんて！
(背後から腹部が妊婦のように膨れ上がったゴスロリの少女と老紳士が歩いてくる)

いや、これは、違うんだ！
いきなり警備隊長が豹変して……
俺はしょうがなかったんだ！

人のせいにするのはいけないんだよー！
そんなおバカさんにはお仕置きです！
(少女が突然嘔吐し、吐瀉物をスタークにかけようとしてくる)

え？

【人を殺したという動揺と突然のことによる困惑で避けることができず、かかってしまう】

え、なんだ？
は？

はい！それは気持ちがどんどん落ち込んでいくオクスリがたっぷり含まれたゲロでーす！
同僚を殺したことを後悔しながら、機械が盗まれるのをゆっくり見ていってね！

なんで……
なんで俺ばっか、こんな、こんな酷い目によ……

【倒れ伏すとすすり泣き始める】