スク水をまとい、白目を剥いているその危険人物は、漂流してきたかのように、海の中からびしょ濡れになって登場した。
風貌はすっかり変わっているが、あの奇怪で不愉快な声と、登場のパフォーマンスから、オノノは一瞬で、その男をすいぴらだと判断した。
すいぴら「ピチャピチャ...」
オノノ(...気味の悪いやつめ。)
オノノは大斧を構えると──上から飛んできた矢を、「はっ!」と叩き落とした。
オノノ「陽動がバレバレだよ!」
シャンてぇあ「弓矢!?」
もう一人の敵は、空にいた。
ぱちぱちぱちぱちと拍手をしながら、パラシュートで降下してきた人物こそ──「そう、雑貨屋である!」
雑貨屋「よっ、と...どうだい?今のパフォーマンスは。いいエンターテイメントだろ?」
オノノ「いいねぇ!今どき、弓対斧の勝負なんて、滅多に見れるもんじゃないよ!」
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