ラルトス神「明日、オーナーの誕生日パーティーが行われる。全員が出席する」
ラルトス神「ここの人間は、ガキに至るまで酒飲みだ。“プレゼント”は用意してあるか」
小身の男は、抑揚のない冷徹な声で尋ねた。
この男は“協力者”か?...いや、店主はそのような人間がいるとは言っていなかった。
すると...俺がこの組織を皆殺しにすると知っており、あえて仲間に知らせずにいる人間。
みのしまさんは、ラルトス神が“裏切り者”だと確信した。
どうやらこの男は、組織の中でも幹部クラスのようなので、自分の身辺調査結果の誤りについても、この男が偽装したというのなら説明がつく。オーナーの部屋の警備が薄いのも、然りである。
そうと決まれば話は早い。みのしまさんは黙って頷いた。
ラルトス神「よし、では改めて案内をする」
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