扉を開くと、高そうな椅子に腰掛けている中年の男の姿があった。
みのしまさん「あの、私は」
自己紹介を始めようとした矢先、その男に言葉を遮られる。
シャンてぇあ「ああ、そういうのはいいから。君の素性について、こっちでは、とっくに調べはついてんだ 」
みのしまさん「っ!!」
咄嗟に、みのしまさんは胸ポケットの銃に手を伸ばしたが、その必要はなかった。
シャンてぇあ「酒井君、歓迎するよ」
みのしまさん「...」
サカイくん?誰と間違えている?
鎌をかけている可能性もあるが、単に調査員が無能だっただけかもしれない。
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