柿崎だったり
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2018/02/23 (金) 20:01:18
昔、近くにある神社の御神体が壊された。
分社だったのだが、本社の祭神とは別に神社の建つ山を御神体としていた。その山は昔から海に出る漁師たちの目印となり、山でありながら漁師を見守る神であったという。
残念ながら小さな村のため資料も乏しく、その山が御神体であると判明したのは工事の後である。
その年の夏、滝のような土砂降りが何週間も続き、村の低地が水に浸かった。
雨が上がってから住人はぞっとしたという。雨のあとには塩が残っていた……海水など流れてくるはずもないのに。
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