あんみつ「...ふんっ!」
この空間においてただ一人生きている人間 あんみつは、質問には答えず、
びぃしゃぁっ、しゅしゃぁっ、ぎぃいしゃっ、とわいの肉体 遺体は音を立てて切断される!
わい「無駄や。わいはもう死んどる。例え微塵切りにしようが時間稼ぎにしかならないんやで」
三等分されたわいの内、生首 否、死首の方が、乾いた声で嘲笑した!他の二つも、首を失っても尚、蠢き続けている!
あんみつ「...いよいよゾンビに成り下がってしまうとは、可哀想な奴め」
わい「はっ、負け惜しみか?わいの体はあと三十分もすれば再生する。お前はいずれ餓死してわいは無事、脱出できるってことや」
あんみつは思わずため息をついた!そして胸ポケットから取り出したのは 蟻である!
わい「あぁ?その虫で何ができるっちゅうねん」
あんみつは醜くなったわいに一瞥もくれず、蟻を潰した!そう、生命が失われたのだ!
あんみつの体は光に包まれる!
わい「...は?」
あんみつの体が消滅した!つまり、元の世界へ転送されたのだ!
わい「...うせやろ...?わいとお前のどちらかが死ななければって...おい...」
少年は呆然とあんみつが立っていた場所を見つめる!
わい「じゃ、じゃあわいはこの空間から出れない...?もう死んでるから...永遠に...?.........ああああああああああああああ.........ああああああああああああああああああああああ...........あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
死体は狂ったように喚き散らした!