あんみつ
General
2018/01/08 (月) 20:38:35
人々が寝静まった深夜、二台のパトカーがサイレンを鳴らしながらとある屋敷へ向かった。
「あの屋敷か!」「はい!通報者は隣人です!」「救急車はまだか!?」「あと三人ほど応援を頼む!」「銃声は何発聞こえたって!?」「5,6発です!」
「被害者の身元は!?」
その質問に対し、新人刑事は思わず冷や汗を浮かべる。
「そ、それが...つい先日、『東』から越してきたばかりの貿易局のぞってい氏の住まいだそうです」
「なんだって!?こりゃあ面倒なことになるぞ...」
そこに無線通信が入った。
『裏口、配備つきました』
「よし、ドア固めろ!」
銃を片手に四人の警官がドアの左右に向かうと、
「3数えたら突入する!3,2,1!」
勢いよくドアが開けられると、そこには銃で頭を撃ち抜かれた老夫婦が横たわっていた。
「犯人は逃亡した模様!」「ひでぇ...」「なんてこった...」
すると、一人の警官が人影を捉えた。
「誰っ...!」
ライトで向けると、そこには呆然と突っ立っている少女と、その足元で頭を撃たれて倒れている少年の姿が照らされた。
「少女一人生存確認!」「男女二名は絶命!」「男の子は重体ですが、脈拍あります!」
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