今から魔人と戦う雑貨屋は、当然ながらアポかどを背負いながらというのは邪魔なので彼を下ろした。そして、未だに使いこなしきれていない聖剣を使って戦うことに少々不安があったので、聖剣も置いていくことにした。
雑貨屋は聖剣を、覆っていた布を解いて地面に深々と突き刺した。
雑貨屋「おい、お前はここでこの剣を見張りながら隠れていろ」
アポかど「お、おう」
雑貨屋「くくく。こんなところで魔人に会えるなんて。己の不運が愛らしい」
予備の剣を引き抜くと、雑貨屋は魔人に向けて疾走した。
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