怪人に付着した返り血であろう赤黒い斑点模様を見て、研究員Aの死を悟る研究員B。一気に頭の中が絶望に包まれる。
???【こいつはピッグフリークスか】
研究員B「くそっ。くそくそくそ。終わりなのか!?」
???【まぁ、落ち着け。俺を使え。そうすれば、このような雑魚など、一蹴できる】
怪人「アア!イマ、ダレガ、オデノゴドヲ ザゴ ッデイッダナァ」
研究員B「お前のことなど、信用出来るものか!他のベルトを使う!その方がまだ希望はある!」
???【いいのか?俺以外のベルトの力では、余程ベルトとの相性がよくないと並のフリークス以上の力を引き出すのは難しいぞ?ましてや、お前は研究職。こもりきりのお前の運動能力は一般人以下だ。構造で理解できる、ベルトは変身者の元々の力を強化するものだ。悪いことは言わない。俺を使え。お前も薄々わかっているはずだ。俺を使った方が生存率が増すことなど】
研究員B「くぅっ!くそ!どうにでもなれ!」
ガチャンッ
研究員BはF003が宿っているのであろうベルトを掴みとると、腰に装着した。
???【くっくっくっ。少し言葉で揺らされるだけで俺を受け入れるほど憔悴していたんだな】
研究員B「うるさい!」
怪人「オデノゴド、ザゴッデイイヤガッダ!イライラズルゥ!オマエ!イマガラゴロズゥ!」
研究員B「お前みたいなやつに殺されてたまるものかぁ!殺戮を当たり前のように行う人類の敵であるお前は、お前達は、俺が、殺す!」
「変、身!!!」
【プロローグ 完】
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