どこかの森の中
アズマオウ「ふむ、道に迷ったようだな。」
鬱蒼とした森の中で途方に暮れる私、出ようと思えば出れるがそれは使いたくない方法なのでどうしようもなくなった時にしか使いたくない。そうなればどう出るか。
きときと「お困りの様ですね?」
アズマオウ「誰だ、貴様は。」
茂みの中から一人の青年が現れた。
きときと「私はきときと、この森の案内人です。」
アズマオウ「ほう?ならば案内してもらおう、ちょうど迷っていたところなのでな。」
少々怪しいが
アズマオウ「どれくらいでこの森からは出られるんだ?」
きときと「そうですね……ここからだと30分ほどでしょうか?」
思ったよりも深くはなかったようだ。かれこれ二日は歩き通しだったのだがな。
そして今気づいたが彼は鼻歌を歌っているようだ。恐らくとおりゃんせであろう。もう少しテンションの上がる曲にしてほしいものだ。私はultra soulでも歌うかな?
~2時間後~
アズマオウ「な、なあ?かれこれ二時間は歩いている気がするのだが?」
きときと「そうですね、そろそろいいですか。There was a man,a very untidy man!」
きときとが何処からともなく両手剣を取り出しアズマオウに切りかかる。その攻撃をアズマオウはぎりぎりで躱し5mほど距離を取った。
アズマオウ「ふん、やはりお前は
きときと「おやおや、私の能力の事まで気が付いていましたか。確かに私の
強制系の新人類か。だが!
アズマオウ「強制系の新人類は総じて防御力は低い!」
バンバンバン
至近距離での拳銃の三連射、身体能力強化系の新人類でも避けることはたやすくはないだろう。その証拠に彼の眉間、心臓、左足首に銃弾が命中した。
アズマオウ「ふう、めんどくさい敵だったな。」
きときと「やれやれ油断しきっていませんか?強者の余裕という奴なのかもしれませんが慢心しては勝てる戦も勝てませんよ?」
アズマオウ「なに!?」
ザシュッ
きときとの斧での斬撃で右腕が切断される。やれやれ、何度経験しても腕が無くなるのだけは勘弁したい。おっと、これが初めてだったか?
きときと「言いましたよね?私の能力は見立てて殺す能力、そして10人のインディアンという曲をしっていますか?こういう歌詞の曲です」