みんポケ!

【SS】タイトル未定 / 6

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残りカス 2016/10/19 (水) 22:48:39

某所

アズマオウ『存在自体が悪すぎる、輪廻転生してまた挑みなさい。』

パァン

スクリーンに映し出されるその映像を見る4人の男女。

6-6-7「彼についてどう思いますか、にゃおたん?」

にゃおたん「彼、とは雑貨屋の姫君の事かね?それともアズマオウの事か?」

アポかど「ふん、ボケが始まったか?にゃおたんよ。雑貨屋の姫君なんて小物の事を何故問う必要があるというのだ?」

オサボリマン「おっと、仲間割れはそこ等で終わりにしておきな。それよりアズマオウの能力、黒の他人(アリバイメイカー)について話し合おうではないか。」

彼らはネスツ四天王、【三択問題(フーダニット・ハウダニット・ホワイダニット)】6-6-7、【限定空間(クローズド・サークル)】にゃおたん、【ノックスの十戒(テン・エラー)】アポかど、【ヴァン・ダインの二十則(トゥエンティ・リミット)】オサボリマンだ。

6-6-7「ええ、そうですね。それにしても記憶を改変できる能力ですか……非常に強力な能力だとは思いますね。私やアポかどの様な強制系能力の新人類だと予想されていましたがまさか身体強化系能力の新人類だったとは驚きですね。」

オサボリマン「だが奴の能力が本当に記憶の改変だと決まったわけではない。ブラフの可能性の方が高いぐらいだ。」

アポかど「その時のための良い助っ人を呼んでいる。おい、入ってこい、きときと。」

会議室らしき場所の扉が開き一人の青年が入ってきた。

きときと「はい、【見立て殺人(マダー・グース)】のきときと、ただいま参上しました。」

その声と同時に湧き上がる会議室。

6-6-7「【見立て殺人(マダー・グース)】ですって!?まあ本当に【見立て殺人(マダー・グース)】だったらどんな相手でも勝てそうですけど本当に彼【見立て殺人(マダー・グース)】なの?」

にゃおたん「そうだぞ、本当に彼が【見立て殺人(マダー・グース)】だというのなら証拠を見せてほしいものだな」

だが信じる者は誰もいない様子。【見立て殺人(マダー・グース)】とは一体何なのだろうか。

きときと「では少し失礼いたします。」

そう言って彼はどこからか斧を取り出しそして6-6-7に向かって振りかぶった。

6-6-7「!?も、もしかして!?ふ、三択問題(フーダニット・ハウダニット・ホワイダニット)!1、その斧で自害する。2、その斧で手首を切り落とす3、その斧を誰もいない方向で放り投げる。」

三択問題(フーダニット・ハウダニット・ホワイダニット)、それは対象に3つの選択肢を与えそれらの内のどれか一つを強制的に行わせる強制系能力だ。

6-6-7「こ、これで!」

勝ち誇ったようにする6-6-7、だがきときとは自害もせず手首も切り落とさず斧を放り投げることもしなかった。

6-6-7「え!?なんで!?や、止めてよ、お願いだからや、キャアアアアアアアアアアアアア!」

きときとは狂ったように6-6-7に斧を何度も振り下ろす。その行動を40繰り返せば6-6-7だったものの完成だ。

きときと「ああ、なんて私は酷いのだろう。神よ、罪深い私をどうかお許しください」

きときとは神に懺悔をした。6-6-7を殺したことを悔いているのだろう。その証拠に今度はにゃおたんに向かって斧を振りかざした。

にゃおたん「ふん、限定空間(クローズド・サークル)。」

限定空間(クローズド・サークル)とは、8㎥の大きさの侵入不可能脱出不可能の空間を作り出す能力だ。侵入脱出不可能という事は言い換えてみれば絶対防御の能力。どんな攻撃でも通らないのは当たり前だ。

にゃおたん「グハッ!?」

が、きときとの斬撃がにゃおたんを捕らえる。それを41繰り返しにゃおたんだったものも完成された。

オサボリマン「これが見立て殺人(マダー・グース)の力か。なるほど、これならアズマオウも殺せるだろうな。これはいい助っ人だ。」

きときと「そう言ってくれるのは真にうれしい事です。それでは行ってまいります。」

きときとは扉から退出しバイクを走らせた。

今の雇い主の命令をこなす為に、アズマオウとやらを見立て殺人(マダー・グース)する為に。

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