「ヒレカツあ……ッ!お前、エイリアンになっていたのか……!」
「ほう。そんな姿でよく喋れる。農家といえど。ここまで生き残るからには。それなりの腕前はあるのだな」
─────エイリアン化。
エイリアンに捕獲された人間は、彼らの研究所にて強力で従順な兵士に改造される。
彼らには既に人間だった頃の記憶などない。残滓は残っているのかもしれないが、そんな曖昧なものよりエイリアンとしての役目を果たす方が優先だ。
悲しいが、懐かしんでいる暇などない。こちらも、敵として処断するだけである。
「ならば。今度は足を裂こう。五体を分離させ。そして最後には首を刎ねよう。」
「ハ、そんなことしても無駄だぜ。俺の身体は既にその全てがベジタブル化している。痛みは普通に感じるが、十数秒あれば再生するのには充分だ。現に、俺の腕はもう完璧に元どおり。貴様の刃なんて、錆びるまで振っても効果はない」
そう、俺の能力「
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