「オルタナティブよ、本当にあそこで出向いてよかったのか?確かに雷霆は我らが計画の上で必要となる存在だが、別にいなくても代用は効くだろう」
「助けてくれた者を見殺しにしては目覚めが悪かろう?プロアクティブ。そんなことをいちいち気にしてては、折角の綺麗な肌が荒れてしまうぞ」
「異議あり。私インディカティブは、あそこで自らの正体の片鱗を見せてしまうことにより、アクティブが我らの存在を見抜いてしまう可能性を提起する」
「そうですよ。私、ネガティブもその意見に賛成します」
「そこは問題ない。オルタナティブの能力使用により、アクティブは体内の野菜力が大幅に減り再生速度が遅延され気絶した。その時の衝撃で戦闘時の記憶を失っているだろう」
「いえ、スペキュレイティブ。貴方は大雑把過ぎます。必ずそうなるとは限らないのだから、最低の状況のことを考えなければ……」
「ネガティブよ、君の話を聞いていては話が進まない。いちいちそんなことを考えてればキリがなかろう。時間は有限だ。もっと話を円滑に進めなけれはならぬ」
「プロダクティブも……貴方は毎回毎回効率を重視して議論を交わそうとしますが、それで本来考慮されるべき話を無視していてはそれこそ非効率的なのではないでしょうか」
「I am tired. Let's take a break.」
「何を言っているのだ、ネイティブ」
「英語もわからないのに効率的を抜かすとは愚かしいですね、プロダクティブ。私もわかりませんが」
「Oh……」
「この話はもう終わりにしないか?そろそろアクティブが目覚めてしまう。誰も犠牲にならなかったんだから、それでいいじゃないか。前向きに、ポジティブに考えよう。おやつタイムの開始を提唱する」
「同意。どのみち今私達に出来ることは裏方を務めるのみと、私インディカティブは推測する」
「そうですね……」