残りカス
camel_cricket
2016/08/09 (火) 02:27:33
「はぁ…………何でこんなとこになったんだ……」
俺は悲壮感溢れるため息を着きながら一人愚痴る。
事の八端は俺の無駄な正義感だった。まぁ簡単に言うと。俺は日本のとある会社の経理をしていた。それで不正横領があって
それを見つけたことがばれて適当な罪をでっち上げられて自由の街行の刑を受けたって訳だ。
ある朝裁判所から手紙が来たんだぜ? アロフレ(27)は親殺しの罪により、『Survive even at the massacre town』へ
の
流罪とする。って手紙がな。何度確認したことか。まさか横領してたのが国のトップの親族だったとはなぁ……先輩も言って
くれりゃあいいのに。ていうか両親普通に元気に暮らしてるし。
「おい!人類の恥共!そろそろつくから準備しろ!」
看守(仮)が怒鳴り散らす。怖い。でも持ち物なんて自衛用として渡されたベレッタM92しかないんですけど……ああ、一応ガン
ポーチと防弾チョッキがあるか。
「おい恥共!今日から貴様等はこの街で暮らしてもらうッ!この中には自由があるッ!希望はないッ!だが貴様等の様な恥はこ
んな場所で十分だッ!むしろもったいなさすぎる気もするがなっ!貴様等の武運を祈っといてやろう、Bad luck!」
乗っていたバスから降りる。目の前には巨大な壁と小さなドアがあった。多分あそこから入るのだろう。現に何人かもうす
でに入っている。
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