「なあ、451?」
「ナンダ?ハラデモコワシタノカ?」
「いいや、違う。」
「ジャアナンダッテイウンダヨ?」
「あれって……スタンドなのか?」
俺の目の前には特撮もののロボットがいた。まあ、2mほどのだがな。だがそれが動いている。それも俺の方に突進してきているように見える。
「タブンナ、ソレヨリヨケナクテイイノカ?オレノノウリョクハジカニミナイトハツドウシナイゾ?」
「いや、それを速く言えよっ!っと」
ここにきて衝撃の弱点が明かされたが俺は間一髪で敵のスタンドの攻撃を回避した。
「おうおう、俺のタックルを避けるとはやるじゃねぇか」
ロボットが喋った。
「おい、451?スタンドってお前みたいに普通に会話って出来るのか?」
「イヤ、オレノヨウナスタンドノホウガメズラシイハズダガ……」
「ん~?俺はスタンドじゃあねぇぞ。俺の名前はアポかど。そして俺が装備しているこのロボット的なのこそが俺のスタンド!『ルナウェイ・トレイン』だ!」
アポかどと名乗ったロボットは謎のポーズを取っていた。
「ホウ、装備型ノスタンドカ。ソレハヤッカイダナ。」
「装備型?スタンドにも種類があるのか?」
「イマサラダガソウダゾ。オレハキンセツセントウガタノスタンドダナ。サッキタタカッタウツモナーノスタンドハオソラク群体型ノスタンドダ。カズガオオクテカナリヤッカイナタイプダナ。装備型ノスタンドハハカイリョクヤスピードニスグレテイルコトガオオクボウギョリョクモタカイコトガオオイヤッカイナタイプダナ」
「へえ、でもさぁ?スタンドと本体のダメージはリンクしてるんだろう?つまりアイツは神経丸出しの人間みたいなものだよなぁ!ファーレンハイト451やれぇ!」
「アイアイサー!」
俺はアポかどにファーレンハイト451のラッシュを喰らわせた。敵のスタンド、ルナウェイ・トレインはボロボロになっていたが直ぐに元の姿に戻っていき中のアポかども無事の様だった。