~ポケリン村~
祭典「村が……燃えてる……」
ボォォオオオオオォォォオオォォオオォォオオオォオオオ
(村のいたるところに火の手が上がり、村は火の海に)
祭典「おいおい冗談だろ?」
祭典「俺様が無茶苦茶にする予定だった村が、既に無茶苦茶になってて草すら生えないんだけど」
祭典「誰がこんなことを……」
出川「……さ、祭典……」
祭典「出川か!」
祭典「おい死ぬな!お前は俺様にボコボコにされるまで死んだら駄目なんだぞ!」
出川「さ……いてん……」
祭典「お?遺言か?」
出川「お前……なんか、少しゴツく……ね」
ガクリ
祭典「あ、死んだ」
祭典「チーン^ ^」
???「お?まだ生き残りがいたのか」
祭典「……お前がこの村を俺様より先に無茶苦茶にしたやつか?」
???「そうだ。僕はぬこザル」
ぬこザル「ふふふ。光栄に思えよ?」
ぬこザル「偉大なる竜に認められて契約をすることを許されたこの僕の実験台になれることをさ」
祭典「契約者?実験台?訳ワカメ。ちゃんと人にわかるように説明しろよ^ ^;」
ぬこザル「愚鈍なやつだ」
ぬこザル「冥土の土産にアホでもわかるように説明してやるよ」
ぬこザル「人ならざる者と契約を契り人ならざる者の力を得た存在を契約者という」
ぬこザル「そして、僕はその人ならざる者の中でも高位に座すあの竜と契約することができた」
ぬこザル「その試運転のためにこの村を使わせてもらったという訳さ」
祭典「そ、そんなしょうもない理由でお前は村を無茶苦茶にしたという訳かよ^ ^;」←
ぬこザル「しょうもないだと?」
ぬこザル「ゴミの分際で……!」
ぬこザル「さっきからお前って生意気なんだよ!格の差ってやつをいい加減弁えろよ!この僕の役に立てることを誉れとも思えないで人間たりえる訳ねぇだろが!!!このゴミィ!ゴミゴミゴミゴミゴミゴミィィイイイ!!!!!」
祭典「流石にひでぇよお前……(涙目)」
ぬこザル「そうだ。良いことを思い付いた」
ぬこザル「お前はムカつくから他のやつよりいたぶって殺してやろう」
ぬこザル「今から3分だけ動かないでやるから逃げてみろよ。助かるかもしれないぞ?」
祭典「マジで?」
祭典(よっしゃ。迂闊なやつめ。俺にはリーサルウェポンがまだ残ってるんだぜ?^ ^)
祭典「じゃあ、本当に3分待ってくれよ?」
ぬこザル「おうとも。僕は嘘をつかない」
祭典「ではお言葉に甘えて……ダッシュ!」
ダダダダダダダダダダダダダダダ
ぬこザル「……馬鹿め。僕にはこのドラゴンと契約したことで凄まじく発達した五感があるんだぞ。お前の位置を割り当てることなぞ容易い」