「なかなかやりますね、ならこれはどうですか?無限爆鎖!」
ドーンが1歩下がり今までの倍以上の鎖を四方八方から襲いかからせる。避けることは不可能な上に爆鎖は触れると爆発する能力が付与されているため迎撃することも容易くはない。当然、魔王はそれの直撃を受けてしまった。
「ククク、
爆炎によって巻上がった砂埃に背を向けドーンは職場へと足を進めた。
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「なかなかやりますね、ならこれはどうですか?無限爆鎖!」
ドーンが1歩下がり今までの倍以上の鎖を四方八方から襲いかからせる。避けることは不可能な上に爆鎖は触れると爆発する能力が付与されているため迎撃することも容易くはない。当然、魔王はそれの直撃を受けてしまった。
「ククク、
爆炎によって巻上がった砂埃に背を向けドーンは職場へと足を進めた。
「9月15日の赫満月 !」
砂煙の中から一条の赤い光線が放たれドーンの心臓を穿った。
「な…に?」
煙の中から出てきたのは土汚れは多少あるが全くの無傷の魔王ディストピアの姿とレイピアよりも細い刀身をした曲剣だった。
「赫満月 、この武器は少し特殊で、色々とできる武器なんだが対価として生物の魂が必要だ。今回使った攻撃無効化と光線に必要なS級冒険者にして約500人程だな。」
「そうですか、私がここで殺したS級冒険者とあっちで【天気予報士】が殺した災害級魔族の魂を喰ったのですね?貴方それでも魔族の王ですか?」
「………3352万2451人、これだけの魔族が飢えて苦しんでいるんだ。ここの土地を奪う為に300人には犠牲になってもらうしかなかった。」