ガブ
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2016/11/25 (金) 22:27:53
~研究所~
色付き文字
「うぃー……やっと着いた……」
「おぉ、遅かったじゃないか、ゼレナー。」
「……ふっ……」
……明らかに、馬鹿にしてるだろ?
「まぁいい。今日はお前たちにポケモンと図鑑を渡すことが目的だ。」
「お、早速か!!」
「やったぜ。……」
「さぁ、この3匹の中から一匹選ぶのじゃ。」
そう言って、じいちゃんは机の上に一つずつモンスターボールを置いていく。
炎のポケモン、ヒトカゲ。
草のポケモン、フシギダネ。
水のポケモン、ゼニガメ。
「へぇ……いっぱいいるんだなー……」
「おい、メラー! お前、先に選んでいいぜ! 俺は大人だからな!」
「……」
俺がそう言うと、メラーは無言で研究所の回復機の方に歩いていく。
そして、回復機に収まっているボールを手に取った。
「……僕は、こいつにするよ。行け、ピカチュウ!!」
「ピッカァ!」
投げたボールは空で弧を描き、中から黄色いポケモンが出てくる。
なーるほど、そういう事か。
「な……それはさっき捕まえたポケモンじゃ……」
「じいちゃん、俺はこいつにするぜ! 行け、イーブイ!」
腰に装着してあるボールセットに手を掛ける。
そして、いつもよりも気合を入れ、ボールを投げる。
「ぶいぶーい!!」
「……ゼレナーは……イーブイか……昔から仲良かったもんな……」
メラーは笑みを浮かべる。
「わ、ワシの用意したポケモンは……」
「後から送ってくれよ!!」
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