SSの大国 

【SS】親愛なる  に捧げる / 2

2 コメント
views
2 フォロー
2
残りカス 2016/09/22 (木) 17:22:21

「異世界!?ということはここはアロイでは無いというのか!」
「ああ、そうだ。ここは地球、アロイの星の民とは違い魔法を使えない者たちの住む星だ。」
魔法が使えない?それなら私たちの様な精鋭ではなくても、それこそ落ちぶれた盗賊でも相当運が悪くない限り楽に討伐できるだろう。
「ここが異世界というのなら私達は討伐を終えた後アロイに戻れるのか?」
「その点に関しては安心してくれたまえ。ちゃんと元の世界に返してあげよう。お望みとあらば金銀財宝も好きなだけ御進呈しよう。勿論、4人全員討伐出来たらの話だがね?」
「ふん、魔法も使えない劣等種に私達が負けるはずないだろう?」
「ははは、そこまで自身があるのなら行動で示したまえ。さあ来るぞ?月の光で狂った少女(アリス)がな?」
ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ
重低音が鳴り響く。音のした方向を見るとそこには肉片と鎧や剣の残骸があった。
「なっ!?」
「クフフ、何人か運良く助かったみたいだけどこれは酷い。なぁ?コデックス・セラフィニアヌス?」
ジフテリアが声をかけた方向には何やら黒光りをする鉄の棒を持った少女がいた。
「気安く名前で呼ばないでほしい、Death。その名で呼んでいいのはお父様だけ、Death」
「ハハハ、すまないな。それにしてもやはり君達は狂っている。GAU-8を人間が生身で使うなんて聞いたことがない。」
「こんなもの、お父様の痛みに比べたらマシ、Death。」
「ふーん、私にはわからない感情だが………。ああ、忘れていた。ハステロイ・バビットメタル君。それと今生きているのは………アルメル・インコネル君、スピーゲル・アイゼン君、エリンバー・カンタル君、コバール・コンスタンタン君、ジュラニッケル・ジュラルミン君、ピューター・フェロマンガン君、モネル・マルエージン君、君たちの最初の砦が彼女、コデックス・セラフィニアヌス君だ。頑張って仲間の敵をとってくれたまえ。」

通報 ...