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うに
Old | New | Differences | |
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35 | 35 | <br> | |
36 | 36 | # ラストフェスから… | |
37 | 37 | また、ラストフェス後からのシオカラーズの様子がツイートされている。 | |
38 | - | [【プロローグ】:--- | |
38 | + | <br> | |
39 | + | 【プロローグ】 | |
39 | 40 | > あのラストフェスから、およそ9ヶ月が過ぎた。 | |
40 | 41 | > 夕闇に染まるハイカラシティ。 | |
41 | 42 | > 鮮やかな二色のネオンサイン。 | |
49 | 50 | > いつものように、ふたり揃って笑顔でスタジオを後にした。 | |
50 | 51 | > これからもずっと、何も変わらないと信じて疑わなかった。 | |
51 | 52 | > そう、あの時は……。 | |
52 | - | ---] | |
53 | - | [【第一話】:--- | |
54 | - | > アオリとホタル、従妹同士のふたりによる、ダンス&ボーカルユニット、シオカラーズ。 | |
55 | - | > ラストフェスをきっかけに、その人気に一層の拍車がかかった。 | |
56 | - | > ハイカラシティのアイドルから、一躍トップスターとなったふたり。 | |
57 | - | > それまでの活動の枠を超えて、多忙な日々を過ごしていた。 | |
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59 | - | ?[画像1](//pic.zawazawa.jp/files/splatoon2/4204c248276b1.jpg) | |
60 | - | > ふたりはルームシェアをしている。 | |
61 | - | > ハイカラシティに来た直後は、都会暮らしの心細さや、経済的な理由もあって、一緒に暮らし始めた。 | |
62 | - | > それに、物心がついた頃から、ふたりはずっと一緒にいる。 | |
63 | - | > 今は都会にも慣れ、収入も安定してきたが、離れて暮らすことは考えもしなかった。 | |
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65 | - | > プライベートでも仕事でも、ふたりはずっと一緒だった。 | |
66 | - | > しかし、ソロ曲を発表した頃から、次第に単独での仕事が多くなってきた。 | |
67 | - | > アオリは持ち前のキャラクターから、トーク番組やバラエティ番組への出演が増えた。 | |
68 | - | > 収録は深夜に及ぶこともあり、ロケで一日部屋に戻らないことも多くなった。 | |
69 | - | > ホタルは「スミソアエの夜」で歌唱力が評価され、歌番組や舞台への出演が多くなった。 | |
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71 | - | > 今までは部屋を出るのも一緒、帰ってくるのも一緒だった。 | |
72 | - | > だが、今は戻る時間もまちまち、オフの日も合わないことが多くなってきた。 | |
73 | - | > ふたりが一緒にいる時間は、以前より格段に短くなっていた。 | |
74 | - | ?[画像1](//pic.zawazawa.jp/files/splatoon2/7fc5e6ad9fb74.png) | |
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76 | - | [【第二話】:--- | |
77 | - | > その日、ホタルはひとりで部屋にいた。 | |
78 | - | > 今日は仕事はないが、来月からは舞台の稽古が始まり、毎日が忙しくなる。 | |
79 | - | > こうやって、のんびりできるのも今のうちだろう。 | |
80 | - | > アオリは仕事で夜まで戻らない。 | |
81 | - | > たまった家事を片付けながら、アオリの帰りを待っていた。 | |
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83 | - | > こんな時は、ふと考えてしまう。 | |
84 | - | > ラストフェスの決着がついたあの時、アオリはどう思っただろうか? | |
85 | - | > 悔しがってはいたが、それは単に勝負に負けたからだろう。 | |
86 | - | > 負けず嫌いのアオリらしい。 | |
87 | - | > でも、ちょっとは自分に嫉妬したんじゃないだろうか? | |
88 | - | > 負けたことを、今でも気にしているだろうか? | |
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90 | - | > いや、考えすぎだ。 | |
91 | - | > アオリに限ってそんなことはない。 | |
92 | - | > むしろ、知らず知らずのうちに優越感を感じているのは、自分のほうかもしれない。 | |
93 | - | > 勝負に勝って、いい気になっているのかもしれない。 | |
94 | - | > ホタルは、ちょっとだけ自分が嫌になった。 | |
95 | - | ?[画像1](//pic.zawazawa.jp/files/splatoon2/70056f188bc1a.jpg) | |
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97 | - | [【第三話】:--- | |
98 | - | > その日、アオリは携帯電話のコールで目が覚めた。 | |
99 | - | > マネージャーからだ。 | |
100 | - | > 予定していた収録が、他の出演者の都合で延期になったらしい。 | |
101 | - | > 今日は一日オフだそうだ。 | |
102 | - | > ちょっと拍子抜けしたが、ひさしぶりに休みをもらったのだ。 | |
103 | - | > ラッキーだと思えばいい。 | |
104 | - | ||
105 | - | > 部屋を見渡すと、ホタルの姿がなかった。 | |
106 | - | > 確か、今日はホタルもオフのはずだ。 | |
107 | - | > 時計を見ると、朝の8時過ぎ。 | |
108 | - | > 買い物に出掛けるには、まだ早い。 | |
109 | - | > 身支度をして、ホタルを探しに街へ出てみることにした。 | |
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111 | - | > そういえば、近頃のホタルは元気がない。 | |
112 | - | > 疲れているのだろうか? | |
113 | - | > 嫌なことでもあったのだろうか? | |
114 | - | > でも、ホタルの心配ばかりしてもいられない。 | |
115 | - | > ここのところ、アオリも仕事で息をつく間がなく、ちょっと気が滅入っている。 | |
116 | - | > 今日は気晴らしに、ホタルを誘って出掛けよう。 | |
117 | - | ?[画像1](//pic.zawazawa.jp/files/splatoon2/2f5dedc09baa8.jpg) | |
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119 | - | > ホタルはカフェにいた。 | |
120 | - | > ロブと一緒だった。 | |
121 | - | > テーブル席に向かい合わせに座り、談笑している。 | |
122 | - | > ロブとふたりは、出身地が近いせいか話が合う。 | |
123 | - | > 深く帽子をかぶっていて表情は見えないが、楽し気なホタルを見るのは久しぶりな気がした。 | |
124 | - | > 水を差すのはよそう。 | |
125 | - | > アオリはそのまま部屋に戻った。 | |
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127 | - | > 朝食の支度をしていると、ホタルが戻ってきた。 | |
128 | - | > アオリが起きていることに驚いていたが、おはよう、と声をかけると、おはよう、と気の抜けた調子で返ってきた。 | |
129 | - | > いつものホタルだ。 | |
130 | - | > ふたりで朝食をとりながら、ホタルをショッピングに誘った。 | |
131 | - | > ホタルは、ふたつ返事で誘いに乗った。 | |
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55 | + | %%{fg:gray}字数制限のため[別トピック](http://zawazawa.jp/splatoon2/topic/43)に移動します。%% |
2017/05/09 14:48:45 に編集しました。