途  みち  中  なかば

ちはやふる (BBSちはやふる製作委員会) / 2

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Stand up again 2022/12/15 (木) 03:17:14

式子内親王

玉の緒よ絶えねば絶えね ながらへば忍ぶることの弱りもぞする

たまのをよたえなばたえね ながらへばしのぶることのよわりもぞする
画像1
和泉式部が能動的に恋を歌うなら
式子内親王は受動的に恋を歌う

この歌も内面をうたったものだが調子はかなり激しく強い

生きながらえれば恋人を思うこころが弱ってしまう
それくらいならいっそ死んでしまった方がいい

誰もが通ったんじゃないかな

今の大河ドラマ
貴族社会が武士社会にとって代わられようとしている

式子内親王の兄以仁王は清盛に兵を挙げ敗れる
当時は天子untouchable
皇族同士の権力争いで皇子が殺されることはあっても武士が皇子を殺すことはなかった
島流しにするくらいのこと
後の尊氏の弟直義が後醍醐皇子の護良親王を殺害したくらいしか武士の皇子殺害はないんじゃないかな

父は後白河天皇
治承寿永の平家源氏の争乱の激動時代
兄以仁王に連座して出家する

百人一首の選者定家と恋仲にあったとも言われている

この歌は定家に送ったとされている

いきてよもあすまて人はつらからし 此夕暮をとはゝとへかし

これも激しい恋心を歌い上げている
新古今和歌集では定家はこの歌を評価していない
それがかえって恋仲にあったんではとの推測を誘っている

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