・たまに更新
・クソ寒いギャグ
貝「そうだよタコ。分かったかい?」
タコ「馬鹿にされた気がした!くそー!消えろー!」ドカーン
タコの攻撃によって貝は他界してしまった…
それを見ていた貝の友人、鹿は言った
鹿「貝を殺すなんて…貴様に生きる資格はない!」
タコと鹿の喧嘩が始まった。
Dragonite
ヘタルのひかり
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凍結されています。
カーン!ゴングが鳴った。戦っているのは鳥と猿だ。
鳥「か、勝てるだろうか…」
鳥は恐怖のあまりブルブルと震えている。
猿「…行くぞ」
シュババッ!
猿「たあ!」
猿が一瞬見えなくなったかと思うと、すぐさま後ろに回ってキックをした。
鳥「ぐはあっ!」
は、速い…圧倒的に強さが違う…
さすが旅人。いろんな国で鍛えてきたのだろうか。
猿「…ふん」
だが負けるわけにはいかない。
鳥「トリコロールスピア!!」
パッと空中から現れるトリコロールスピアを持ち、できる限り速いスピードで猿に襲い掛かる。
猿「…」
猿は静かに集中している。
鳥「たあああっ!!」
バシッ
猿「まだまだだ。速さが足りない」
片手で受け止められた。
が拳からは血が溢れ出ている。
これはチャンス!
空いていた左手でパンチをかます…
猿「分かりやすすぎる、そんなんじゃダメだ」
また止められた。左手はガッチリと握られ、逃げられない。
猿「おらぁっ!」
鳥を投げ飛ばす。ドカーン!と砂煙が舞い地面が凹む。
鳥「ぐ…はぁ」
体は既にズタボロだ。
丁度近くに投げ捨てられていたトリコロールスピアをゆっくりと手に取る。
猿「さぁ、来い」
鳥「…」
鳥「うおおおおっ!!」
できるだけ、できるだけ速いスピードで猿にめがけ突進をする。
猿「ふん…」
鳥「喰らえええええええ!!!」
猿「刺猿!!」
グサ
気がつくと腹には日本刀が刺さっている。白い羽毛がどんどん血で赤く染まっていく。
鳥「あ、あ、あ」
鳥はガクッと膝から崩れ落ちた。
バタリ。何かが倒れる音がした。
横には倒れた猿がいた。
猿も同じように腹を血で染めている。トリコロールスピアが刺さっている。
バタリ。鳥も倒れてしまった。
勝ったのは鳥だ。
カーン!ゴングが鳴った。戦っているのは鯵と亀だ。
戦場 に立つたびにあの記憶が蘇る。
鯵「はぁ…」
まだあの事が頭に残っている。
鯛「ま、まさか!まずい!」
グチャ…
鯵「ひっ…」
一歩後ずさりする。
目の前にいる者が怖くて怖くて、たまらなかった。
「た、助…け…て」
薄っすらと声が聞こえる。
ハッと振り返るとそこには死にかけの柿がいた。
鯵「あ、ああ…」
怖い。
目がキョロキョロ動く。
「お、おい」
また前を見る。
歯がガタガタと震える。
そこには緑色の顔のモンスターがいた。
鯵「こ、来ないでっ!!」
フォークを取り出しモンスターに向かって投げる。
「おっ、おい!危ないじゃないかっ」水瓶座 !!」
フォークを一本以外避ける。フォークの一本は腕にプスリと刺さっている。血は見当たらない。
鯵「はぁ、モンスターめ…倒してみせる…」
「なんならこっちだって!」
「
カポ
何か音がした。同時に辺りが暗くなった。
鯵「ど、どこ?モンスターは?」
フラフラと歩き回る。
鯵「何か音が聞こえる…」
音だけを頼りに歩いていく。
「久しぶりだね、鯵」
聞き慣れた声が聞こえた。
鯵「…鯛!」
嬉しくて嬉しくて鯛に駆け寄る。
鯛「会いたかったよ」
鯵「私もだよっ、鯛!」
そっと鯛にハグを…
ボロボロボロッ
鯛が音を立てて崩れた。
鯛はグチャグチャの木っ端微塵になってしまった。
鯵「え…?鯛…?鯛?」
鯵「どうして!?」
「お前が殺した」
気がつくと私の周りには鯛がいた。それもたくさん。
「お前が殺した」
たくさんの鯛は私に向けて指を指して嘲笑いながら私こ周りをグルリと囲んでいる。
「お前が殺した…お前が殺した…」
鯵「わ、私が…た、鯛…を?」
足元には包丁が落ちていた。
亀「はぁ…罪悪感」
水瓶を被りながら倒れている鯵を見ながら呟いた。
何もしていないが体からは血が水たまりのように出ている。
勝ったのは亀だ。
亀「…はぁ」
鹿「さて、準決勝終わりました。どうでしたか、アシカ」
![画像1](//pic.zawazawa.jp/files/mibachsousaku/s/20d98ea7cd749.png)
感情が無いように見える。鹿がぐりんと振り向くとビクリとアシカが震えた。
アシカ「ひっ!!」
アシカ「あ、ああ、そ、そうですねぇ」
とても慌てている。
アシカ「あー、やっぱワクワク、ドキドキィ…しますねぇ、はい」
鹿「そうですか」
つまらなそうに首を戻す。鹿が体のどこかを動かす度にアシカはビクリ、ビクリと震える。
アシカ「さぁ、じゃあ皆さん!明日ですから!ゆっくり休んで下さいねー!」
アシカ「それじゃあまた、会いましょう!」
夜
それはそれは寂しかった。
元気なあの子も 静かなあいつもいない。
鳥「はぁ」
明日は決勝戦。この戦いでこれからの人生が決まる。
賞金は100億円。これだけあれば死ぬまで遊んで暮らせそうだ。
鳥「はぁ、勝ちたいなぁ」
ワインのグラスをカランカランと揺らす。
ポンと肩を優しく叩かれた。
隣には明日戦うはずの亀がいた。
鳥「来てたのか」
いつもの口調とは別の冷たくボソボソとした声で喋る。
亀「いやぁ、ドキドキするねぇ。決勝戦」
亀は何故か呑気そうだ。
亀「ねぇ鳥。100億何に使う?」
鳥「…」
じぃとワインを見つめる。
鳥「とりあえずー…」
鳥「レストランとか、服とか…」
オシャレ好きなのは元からのようだ。
亀「俺はー貯金かな」
鳥「普通だな」
亀「そうだね」
鳥「…なんでそんな呑気でいられるんだ?明日は決勝戦だというのに…」
亀「いやぁーなんというか、ドキドキが一周回って余裕になっちゃったんだよねえ」
鳥「…はぁ」
亀の肘元に置いてあるオレンジジュースの氷がもう溶けている。
亀「頑張ろうね、決勝!」
鳥「もちろん!」
亀の温かい手をぎゅうっと握りしめた。
亀「絶対負けないよ!」
鳥「こっちもだ!」
???「あ?なんだこれ」
机の上には封筒が不自然に置かれてある。
見知らぬ人は封筒をペラリと開け中身を見る。
中には分厚い紙…つまり
???「こ、これ…1億じゃねぇか!!」
1億が入っていた。
封筒をよく見ると、裏には豹の字で「賞金」と書かれている。
???「…」
???「何に使おうかなぁ!!」
???「とりあえず宝石でも買いまくるか!!」
見知らぬ人は1億を持ってどこかへ去ってしまった。
バシッ!
アシカ「ぐはあっ」
鹿に殴られ、思いっきり倒れた。
鹿「うるさい、私の邪魔をするな」
アシカ「で、でもぉ…」
アシカ「な、なぁ、アイツの言う事なんて聞くなよ!」
鹿「黙れ」
イカ「そもそも私達は主の言うことを聞くと決めたのだ」
アシカ「アイツは悪いやつだよ!!思い出してくれ!!」
バシッ!
アシカ「ぐはああっ!!」
今度は蜘蛛に殴られた。頰が赤くなっている。ヒリヒリしてとても痛い。
蜘蛛「主の悪口を言うなッ!!」
蜘蛛「主は良い人だ!!私達を助けてくれた…命の恩人だ!!」
と蜘蛛は言っているが見知らぬ人が俺達を助けた事は一度もない。
鹿「それなのに、貴様…主が悪い奴だと!!」
イカ「死ね!この無礼者!!」
ドカッ、バシッ
殴られたり蹴られたり…痛い。とにかくリンチだ。
アシカ「ぎゃあっ、くそっ…あいつめっ」
体はもうボロボロだ。
蜘蛛「まだ言う気か!この野郎!!」
ドカッ バシッ バシッ バシッ
アシカがリンチされているのを物陰から二人は見ていた。
顔を見合わせ、怯えた。
鮭「や、やばいよ…」
豹「アイツに逆らおうとするとああなるんや…」
ついにこの時がやってきた。決勝戦だ。
鹿「遂にやってきました、決勝戦」
アシカ「勝利を掴むのは一体誰なのかーっ!!」
身体中には痣やたんこぶが出来ている。彼は笑顔で話してはいるが心配になる。
アシカ「楽しみですよね、鹿さん?」
鹿「いや、別に」
ぷいと顔を背けた。
アシカ「そう…」
アシカ「ま、まあそれはともかく…」
鹿・アシカ「皆さん、頑張ってくださいねー」
カーン!ゴングが鳴った。戦っているのは鳥と亀だ。
鳥「…!」
亀「…」
かなりドキドキしている。おかげで昨日は全然眠れなかった。
鳥「い、行くぞ」
亀「うん」
始まった。
鳥「うおりゃああああああっ!!」
当然のようにトリコロールスピアを持ち、ぶん投げる。
亀「はぁっ!!」
亀は首を引っ込めガード。トリコロールスピアが弾き返される。
亀「ふふふふー、ゲットォ」
トリコロールスピアが奪われた。
鳥「く、くそ…僕のトリコロールスピアをぉ…!」
手元には使える物が無い。圧倒的に不利だ。
亀「おりゃあ!」
思いっきり槍を投げる。
鳥「ふ、こんなの余裕で避けれ…」
グサ
今度は右翼にトリコロールスピアが刺さる。シルクのように白い毛がまた血で赤く染まっていく。
鳥「僕の翼がぁ…よくも、よくも…」
亀「空は飛べないーかな?これでトドメだ!」
亀「青甲羅!!」
空にトゲトゲしい甲羅が現れた。鳥の頭の上にフヨフヨと浮いている。
鳥「な、なんだ…?これ…」
亀「行っけーーー!!」
腕を振り下ろすと同時に甲羅もスタンと落ちる。
ドカーン…
砂煙が舞う。
亀「やったか!?」
鳥「てやああああああ!!」
砂煙の中から鳥が出てきた。
亀「な、何!?」
グサリ
次は亀の腹にトリコロールスピアが刺さった。
亀「ぐああああああっ!!」
亀は倒れ、もがき苦しんでいる。
鳥「い、今だ!」
鳥「魅惑のトリック!!」
ポンッと空から大きい箱が落ちてきた。
鳥「種も仕掛けもありませーん」
亀を担ぎ箱の中に入れる。
「やめろー!」「ここから出せー!」など亀の声が聞こえる。
鳥「それじゃあ行きますよー1、2、3!」
箱を開けるとさっきいたはずの亀がいない。
鳥「じゃーん!亀は消えてしまいましたー!」
ワアアアア会場からは大量の拍手。
勝ったのは鳥だ。
鳥「こ、これで良かったのか…?」
ハアハアと息を切らしている。
アシカ「おめでとうございます!」
鹿「賞金の1億です」
…え?
鳥「どういう事だ?賞金は100億じゃなかったのか?」
鮭「どういう事だ豹!!」
豹「いや確かに1億って書い…あれ!?」
豹「1億が無い!!」
ブウウウ会場はブーイングの嵐だ。
???「ああ、その1億な」
???「俺が使った」
豹「おいてめぇ!!何してくれてんねん!!」
豹が見知らぬ人に掴みかかる。
???「…あぁ?」