そう、いま俺は森にいる、何故かって?俺が知りたい、ここが何処で何なのか。
くっそあつい森の中、飲み食いせず2時間程度…?まあそれくらいだ、ただこのままでは飢え死ぬ…いや脱水が先か。
「あじゅい…あじゅいよー」
母さん…努力すればどんな事も何とかなるって言ってたけど…こればかりは、その言葉も意味をなさないだろう
そんな時「ぽちゃんぽちゃん」っと音が聞こえてきた…
もしかすると近くに川があるのかもしれない、水が確保できると音の方角へ向かっていく
そこには川はあった、ただしそれは皆が知ってるような地面の縦凹を流れる物ではなく、ましては自然物とは言いにくい
巨大な怪物の咆哮を放つように口から火災ホースのような水圧で水のビームのようなものが放たれていた
ビームの先にはゲームの冒険者のような姿をした若者が剣を構えつつビームを回避しつつ怪物へ接近していた
そして次の瞬間、若者は怪物の首を跳ね飛ばしガッツポーズした、そして
「くぁwせdrftgyふじこlp!!」
と、俺には理解できない言葉で、そう叫んだ
そして、俺はこの時、半信半疑だがようやく状況き気づいた
「ああ、異世界召喚って奴ですね、わかります。」
「ってあほかーー認められるか――!!」
っとどこかで聞いたようなセリフを叫ばずには居られなかった、何せ俺は「なろう系主人公」のように相手のお言葉わからないし、別にヒロインにキャッキャウフフとか望んでないし、ましてなろう系主人公のように召喚を喜ぶ様な狂人では無いのだ。
街にTウイルスバラまかれたら真っ先に死ぬと断言でき、ましてや異世界召喚なんて飢え死ぬか不審者として牢行きほにゃららなんて飛ぶ前から予想出来よう、俺は飛んだ不幸物だ、理不尽な世界に飛ばされて死ぬ運命しか見えない
そう、いま俺は森にいる、何故かって?俺が知りたい、ここが何処で何なのか。
だが恐らくだが今から多分3時間前のあるメールがこの全ての状況の因果に関係しているのだろう
この俺 宮城 終 (ミヤギ シュウ)宛に送られた一通のメール。
知らないメアド、今頃はLINEやらでやり取りをするので忘れられがちのあのEメール
文章にはこう記されていた
「ふひひ…このメールを見ているって訳は既にわいは童貞も卒業できずに天に登ったんやろうなwwww まだやりたいことが…というか帰ってこないワイの嫁達がかなしんでるんやろうなぁ…俺もショックだよ。自宅警備してたでだと言うのに世界の命運任されちゃって、異世界に飛ばされてヒロインっぽいのいっぱいハーレムだったけど……………三次元イラねwwwww
でも、魔王やらなきゃ返してくれないらしいっす、異世界とか現世関係なく働きたくない件wwwww
まあ、多分やれっしょ!ってことで多分このメールはお箱入りになると思うんだよねぇwwwww
意味ないと思うけど継承メール必須らしいから誰か知らないけどもしもの時4649!」
っと意味不な迷惑メール行きのボックスに入っていたのをサルベージしたのだ、これがフラグなのだろう。
解せぬ…この送り主一回殴らないと気が済まないぞ…
っと回想に浸っている場合では無いようだ、先ほどの冒険者風味(というかそうなんだろう)がこちらに気づいたようだ。