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【SS】理狂い / 26

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ちゃむです 2018/02/03 (土) 23:36:15 修正

「本当にありがとうございました!こんなにたくさん買ってくれるなんて!」
私は左手に買い物袋をぶら下げながらミッキーさんとホーモォさんにお辞儀をした。
「おう!僕様にはいっぱい感謝しとけよ!にしてもこんなにたくさん買う必要あったんですかね。。。🐭💦
ミッキーさんは両腕でギュウギュウになった買い物袋を持ち上げながらホーモォさんに問いた
「あ、陰キャのミッキーにはわかんないか^^;」
「女の子はオシャレにうるさいからな、灰菜だって例外じゃないだろ、そうだろ、灰菜?」
ホーモォさんもまたミッキーさんと同様に両腕にギュウギュウになった買い物袋を持ち上げていた。
「そうかもしれませんね………。」
「むしろこれだけ買い込んでも足りないくらいだぞ、なぜなら~」
「ハハッ!灰菜はこいつの話気にしなくていいよ!ホーモォっていつも聞いてもいないのにネットでちょっと聞き齧っただけの付け焼き刃知識披露するんだよね。爆笑」
ミッキーさんがホーモォさんの話を遮って私に言った。
「ハハッ!こんな話してたらもうそろそろ着くじゃん!🐭💦
「え?もうそろそろ着くんですか?ここから見えますか!?」
「あの右にある灯りが多分そうかな。。。🐭👉💡
「おいコラ、俺の話無視して勝手に盛り上がんなや^^;」
ホーモォさんが横一列に並んで歩いていた私とミッキーさんの間に割り込むように入りながら話にも割り込んできた。
「あ、勝手に盛り上がっていてごめんなさい……。」
「ホーモォお前新参いびるのもいい加減にしろや!🐭💢
「もうついたぞ。🐭👉
ミッキーに促されるように面をあげるとそこには一件のカフェのテナントがあった。
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窓から溢れる温もりのある灯りが白い壁を照らしていた。
壁に取り付けられた黒板には本日のおすすめメニューが書かれていた。
窓の中を除くと店内は意外にも広々としており
木製のインテリアを基調としたオシャレな空間が広がっていた。
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昨日までの西部街(ウェストシティ)での生活が夢のように感じられた。
また、一瞬であったが珈琲を啜りながら読書を嗜む男性客とお菓子を頬一杯に頬張る中年男性客が確認できた。
彼らもまた組織のメンバーなのだろうか。
「おいコラ、いい加減にはよ入ってこいや^^;」
いつの間にか私はカフェの前で立ち尽くしていたようだった、私はホーモォさんに促されたので急いで扉を引いた
その一瞬ドアの横に取り付けられたカフェの看板が目に入った

                そのカフェの名前は



Chocola teria

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