「かわいい名前だ。かわいいお前にピッタリの名前だよ。」
生まれて初めての抱擁でわたしの頭がどうにかなりそうだった。
「こんなにか弱いのにお前はよくここまでがんばったな。。。」
不意に私の右掌を優しく握ってそう言った。
血が手首を伝って彼の掌まで流れていた。
押し寄せるたくさんの生まれて初めてが私の心を締め付けていく
「もういいよ。お前は何もかもを背負い過ぎた。だからもう。。。」
「休め。爆笑🐭👎」
気づけば私は今日知り合ったばかりの不気味な鼠男の胸の中で泣いていた。
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凍結されています。