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【SS】理狂い / 137

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ちゃむ 2018/04/07 (土) 01:29:39

藤遊「さて…これでようやく2対2で公平だね」

藤遊の余裕の感じられる視線の先には先程ナイヤガラを爆発を駆使して追い詰めた正体不明の男がポツンと立っていた。

「2対2…?あぁ、アイツならさっき逃げたけどw、雑魚だからかなーww」
彼の言葉に驚いた2人は辺りを見回すがナイヤガラが圧倒したいろという男の姿はどこにも見当たらなかった。
藤遊「ふーん、そうかい。ところで何故君は仲間の松前くんのことを助けようとしなかったのかな。」

たしなめるような視線を投げかけながら藤遊は問い掛ける。
「めんどいんで」
男は即答した、意外にもあっさりとした答えだった。
藤遊「本当にそうなのかな…?僕は君たちを大それた目的もなしにナイヤガラくんを殺そうとしたチンピラには見えないな、本当は君たちは何らかの組織に属しているんじゃないのかい?俗に言う…テロリスト、とかさ」
「ふぁーーーーーーーー笑」
しばらくは藤遊の話に黙って耳を傾けていた男だったが彼の憶測があまりにも的外れだったからだろうか、男は珍妙な笑い声をあげた。
が、藤遊はそんなことも気に留める様子はなく話を続ける。

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