ちゃむ
Tyamu-game
2018/03/25 (日) 00:44:01
トン、トンと私達が階段を降りる冷たい無機質な音がこだましている
降りていくごとにこの廃墟を取り巻く警察達の喧騒が大きくなっていった。
「それにしても、来るメンバーを誤ったなこりゃあ」
ポツリとそう呟いたのは、彩奈猫。
彼女もまたこの国での私達、
同じ志を共有する仲間の1人だ。
「私としては何故このメンバーで来たのか問いたいくらいなのだが…。」
彩奈猫から率直な意見を投げかけられたちゃむの顔には少しだけ焦りが滲み出ていた。
「あーまさか現代の警察がこんなに優秀だとは思わなかったしテキトーでいいかなーと思って…😅」
「後先考えずに行動するのはやめてクレメンス」
平謝りのちゃむにそう忠告したのはソゥメン・ツュー。
言うまでもないが彼もまた私達の同志である。
「マウントをとるつもりはないんや、すまんな」
「ええんやでっwwwふふっwww」
ソゥメンの独特な喋り方を真似て返答した彼女は
何が可笑しかったのか少し下を俯きながら独り不気味に噴き出していた。
いつものことなのだが、こうなると私達は決まって困惑した顔を見合わせた。
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凍結されています。