ちゃむ
Tyamu-game
2018/02/24 (土) 18:26:46
「おいこれ……嘘だろ………」
フクナガの顔はみるみるうちに蒼白としていった。
「いわゆる…心霊現象、かもね、あははは」
「なんでお前は平然としてられんだよ、死ねよ…。」
「買ったテレビが呪われてたのかも、これはまずいね、このままだと僕が貞子とイケない関係になってしまう」
「お前もうマジで死ね……………っておいおいおいこれやべぇぞ…。」
『やはr………ザアッ………論r………………ザアッ……ザアッ………』
気づけば小さかったノイズは画面全体にまで及んでおりもはや『眼鏡の数学講座』をまともに視聴することすらままならない状況へと変貌していた。
「なるほど、もしかして電波ジャックかな」
呆気にとられていた2人だったが先に口を再び開いたのは星野だった。
「ふぅ、そうっぽいな、つーか誰だこいつ(笑)」
教育番組に代わってテレビに映し出されたのは薄暗いコンクリート壁の部屋とそこに佇む赤いフードを身に纏った女。
いつの間にかあれ程激しかったノイズは面影も残さないほど静かに鳴り止んでおり画面には鮮明にそれらが映っていた。
「誰だこの女(笑)」
「不気味だなぁ、何がしたいんだろ」
2人が画面に映し出されたその不気味な光景に対して口々に見解を漏らしたそのときだった。
『…え、ジャック終わった?んじゃあ喋るよ?』
「うわ、喋ったよ」
「…ビビらせんなよこのアバズレが」
『はい、ミーバネルチャの皆さん…はじめまして!✌✌』
『わたしの名前はTyamu_gameでーす、こんにちは🤧』
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