この物語は個性の無い1人の少年の数奇な運命を追う冒険譚であるッ
僕の名前は藤遊。どこにでもいる普通の学生さッ!
今日は隣町で彼女とデートの約束をしていて、もうそろそろ家を出ないとまずいから家を出るよ!
断末魔の一瞬!藤遊の精神内に潜む『平凡』がとてつもない冒険を産んだ!普通の男ならここで自分の車かなんかで目的地に早く着きッ!彼女を待ちッ!「ごめぇんまったぁ?」「ううん、全然待ってないよ(イケボ)」というお決まりのアレをやろうとする為に彼氏は早く到着しようとする!
だが、藤遊は違った!逆に!なんと!「歩き」を選んだ!(やりたかっただけ)
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藤遊「ふぅ…なんとか時間前に着いたぞ」
藤遊「ん?あんなところに人だかりが……まだ時間はあるし行ってみるか」
zawa・・・
zawa・・・
藤遊「なんだろう…」
藤遊「!!??」
藤遊「すみません!どけて下さい!」
人だかりの先には、1人の女性が倒れていた。藤遊にはその倒れている女性が誰なのか遠くからでもわかった。
それは、藤遊の最愛の彼女、ナイヤガラだった。
藤遊 (即死だったみたいだ…顔に打撲痕があって地面で打ったのか頭も割れている…だっ…誰が…)
藤遊「誰がこんなむごいことをーーーォォォォッ!!!」
???「私!」
藤遊「…何ィ!?」
???「私が殺ったの!」
藤遊「……?!!」
人だかりがどよめく。そして1人の女性が吹っ飛んでいった。
藤遊「…!?」
???「これも私」ニコッ
人だかりが一斉に悲鳴をあげながら散らばる
藤遊「なっ!何をするだァ――――ッ ゆるさんッ!」
???「許さない?だからどうするの?リファにはわからないわ!」
藤遊「うおおおおおおおおおッ!」
藤遊は殴りかかった。相手が女だろうとこれを放っておいては駄目だ。と、藤遊の直感がこれを感じた。だがその拳がその女に直撃することは無かった。
そして、気付いた時には後方に大きく体が吹き飛んでいた。
藤遊「グハァッ!」
リファ「私の名前はリファエル!リファって呼んでね!あなたは?」
藤遊「なん…だ…これは…なに…を…やっ…た…?」
リファ「…」
藤遊「…」
リファ「質問を質問で返すなぁーーっ!疑問文には疑問文で答えろと学校で教えているのか?私が名前はと聞いているんだッ!」
藤遊「うるさい…」
???「(あの圧倒的劣勢の状態でッ…あのいつ殺されてもおかしくない状況でッ…相手に楯突くだと…?この精神力…『アレ』がいつ発現してもおかしくないな…)」
リファ「何ィ?」
リファ「なんで怒ってんのさ!」
藤遊は昔から怒りの感情をあまり表に出したことはなかった。
だがッ!藤遊は状況でッ!最愛の彼女を殺されたこの状況でッ!頭に来ずにはいられなかったッ!
藤遊「こんなことを見せられて…頭に来ねえヤツはいねえッ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
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支援‼︎せずにはいられないッ
‼︎