はぁ……『簡潔に』『感覚的に』『似た様な』と付けてるじゃないか、その時点で言いたい事の説明に対する正確性が劣化するのは当然でしょう。それに憶測ってのは『ゲーム内で現状出ている事実及び憶測』の事。『理屈と感情』もゲーム内の一般人の立場・視点からの事。神の視点(プレイヤー)と人の視点(ゲーム内一般人)の違いってのは、考察ってものを行う際に必要な『自己』と『他者』の切り離し……つまりは、自分が持っている情報と考察対象者が持っていない情報を選り分け、これだけの情報を持つ者(自己・プレイヤー)の『理性的な思考行動』・『感情的な思考行動』と、ここまでの情報しか持たない者(他者・ゲーム内一般人)の『理性的な思考行動』と『感情的な思考行動』を其々に検討した視点って事。ゲーム外、つまり絶対安全圏から観察しているだけのプレイヤーと、身近にカイブツという脅威が実際にあるゲーム内一般人とでは危機感に大いなる隔たりが有る。危機感は理性や理屈による思考より、本能的な防衛行動・思考の方を優先しやすくなる(一般的にはね)。放サモの『閉鎖空間内は認識出来ない』『閉鎖空間が解除されれば基本的に元通り』ってのとは違い、カイブツは物的人的被害を実際に出すし、ヒーローが倒しても『喰われた』って事以外は全て残る(ハックルやアカシの怪我)。また観測者が居なけりゃヒーローはカイブツと戦えないけど、観測者だけ居ても周りにヒーローが居なけりゃ観察者は役立たず。カイブツ出現→ヒーロー出動って流れが基本変わらない以上、大なり小なり出現場所では被害が出る。カイブツっていう危険が実在し、それを引き寄せると噂される存在がおり、その存在は己のみでは対抗する手段を持たず、当然自分自身も対抗する手段が無い。そんな場合に、取れる自己防衛方法として『引き寄せる存在』を自らの側に近づけたくない・追い払いたいって考えるのは理屈としても感情としても大衆心理の観点から自然。その噂の真偽はこの際に考慮なんかされない。そして同様の推測をしている『何者かの思惑』って点を付け加えれば、見事なプロパガンダによる結果として、神視点では不自然でも人視点では自然って形になってるんじゃないかな?だから、ヒーロー達も観測者が立たされてる立場に忸怩たる思いではいても、そうなっている事自体には不自然さや作為性を感じていないんじゃないかな?(現状シナリオ内で指摘されていない)