[記録開始]
[00:01]:(カメラはテーブルに置かれたフルーツケーキとその上に立てられた10本のキャンドル、その向かい側で座る女児を映し出している)
[00:05]:声1:「パパ少し遅くなるって。ひなちゃん、準備いい?」
[00:07]:声2:「うん、大丈夫だよママ。お兄、電気消して」
[00:09]:声3:「はいはい」
[00:13]:(カメラがテーブルに置かれ、数秒後に電灯が消える)
[00:25]:(声1、声3の主が手拍子をしながら「ハッピー・バースデイ・トゥー・ユー」を歌う。カメラは蝋燭の薄明かりに照らされた、満面の笑みを浮かべた女児の表情を記録する)
[00:41]:(向かい側に座る女児が勢いよくキャンドルを吹き消す)
[00:42]:声1、声3「(拍手の音、同時に少しカメラがぶれる)、おめでとう!」
[00:47]:(声3の主が立ち上がり、電灯を点ける)
[00:55]:声2:「はやく食べたいよ。切って切って〜」
[00:59]:声3:「はいはい」
[01:21]:(声3の主がキャンドルを取り除き、ケーキを切り分け、女児の前に置く)
[01:25]:声2:「お兄、食べさせて」
[01:27]:声3:「えぇ?」
[01:31]:声2:「あーんしてくれないと食べない」
[01:34]:声3:「わかったわかった」
[01:41]:(カメラの手前から伸びた腕がフォークを掴み、ケーキを一口大に切って乗せて、女児の口へと運ぶ)
[01:45]:声1:「ひなちゃんはお兄ちゃん大好きねえ、おいしい?」
[01:49]:声2:「おいしい。お兄も、あーん」
[01:58]:(女児がテーブル越しに、ケーキの欠片を乗せたフォークをカメラの方向へと差し出す。一瞬、カメラは大きくぶれる)
[02:05]:声2:「おいしい?」
[02:07]:声3:「おいしいよ...ちゃんと口拭け」
[02:10]:声2:「ん」
[02:15]:(カメラの手前から伸びた腕がティッシュを使って女児の口に付着したクリームを丁寧に拭う。女児は満足げな笑顔を浮かべる)