kagemiya@なりきり

SSスレ / 240

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薄暗い部屋の中で、少女は目を覚ます。もがくが、動けない。両手両脚はロープできつく縛り付けられている。見回すも窓はない。露出した肌にビニールシートが触れる。冷たい。見知らぬ地下室の床に転がされている。

「え...?ここ...どこ...?」

混乱、困惑。激しい頭痛を堪え、何があったのかを思い返す。
放課後、合唱コンクールの練習に夢中になるあまり帰りが遅くなり、陽の落ちた道を一人歩いていると突然横に車が止まって

ドアが開き
引き摺り込まれ
濡れたハンカチで口を塞がれ
一瞬のうちに

「あっ...!」

そこまで思い出してやっと少女は「自分が誘拐された」という事実に辿り着いた。
此処は何処なのか、なぜ犯人は自分を誘拐したのか、分からないことだらけの状況に不安と恐怖だけが降り積もる。

(こわいよ...これからどうなるの...?おとうさん...)

そう思った矢先、ドアが開く音、次いで何者かが階段を降りてくる音が地下に響く。
自分を誘拐した犯人がやって来たのだ。

(やだ...やだっ!こないで...こないでっ!!)

暴れもがいても拘束は弛まない。逃げ出し、叫び出したくも目に涙を浮かべ震える事しかできずに、犯人が姿を現す。

「おや...もう起きていたのですか。あー、落ち着いてください。暴れると縄が肌に食い込みますから」

少女の前に現れたのは黒い眼鏡を掛けた、自分の父親とそう変わらぬ年齢に見える何処にでも居そうな中年男性であった。
残虐で血も涙もない誘拐犯を想像して怯えていた少女は、イメージの違いにぽかんとした表情を浮かべることしか出来ない。

「あ、あの...おじさんがわたしを誘拐した人ですか?」
「誘拐?あぁ、んー..... はい。おじさんがあなたを誘拐した人ですよ。ところで、あなたのお名前は?」
「.....鈴華志保です」
「志保さんですか...いい名前ですね。それに、声がいいですねぇ.....好きですよその声、音楽の授業とかでいつも褒められてるでしょう?きっと」

誘拐犯とその被害者の会話とは思えない、のんびりとした雑談が繰り広げられる中、ややリラックスしてしまった志保は核心に迫る質問を投げかける。

「...あの、おじさんはどうして私を誘拐したんですか?わたしの家はお金持ちじゃないですよ?」
「何故誘拐したか、ですか?あぁ理由は大事ですからねぇ...まず髪がいい。短めでよく纏まった綺麗な茶髪、いいですねぇ好みです。声も良い、鈴を鳴らした様な声というのは志保さんの様な声を言うのでしょうねぇ、実に美しく、可愛らしい」
「えっ...えっ...あ、ありがとうございます...?」

自分を攫った理由を聞いたのに、帰ってきた答えは自分を褒め称える言葉ばかり。危機感の薄い志保はストレートな賞賛に相手が誘拐犯である事も忘れ、照れてしまう。

「実に可愛らしくて...とても、とても...無茶苦茶に引き裂きたくなる」

そう言うや否や、誘拐犯は隠し持っていた研ぎ澄まされたナイフを志保の喉に突き立てた。

「あぐっ!?ぎ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」

喉に走る激痛。絶叫が溢れ出し、響き渡る。身を捩らせ意味不明な叫び声を上げるたびに、振動に併せて突き刺さったナイフがまるで生きているかの様にびくびくと動き震える。
意外にも出血量は少ない。声帯と頸動脈を避けてナイフを刺したからだ。首を壊す時は注意しないと直ぐに死ぬという殺人鬼の経験による、精密な一撃。

「あぁ...ははは、いい声ですよぉ志保さぁん!!」

本性を表した怪物は下腹部を曝け出し、いきり勃った性器を露出させ、それを悶え苦しむ少女の股に...挿入しない。
怪物は少女の儚く小さな胸にのし掛かるとナイフを引き抜き、傷口に指を突っ込むと"丁度いいサイズ"まで無理矢理広げる。
そして

「あが...かひゅ...んぅ!?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛だ゛い゛い゛だ゛い゛い゛だ゛い゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

志保の喉の傷を性器に見立て、陵辱行為を開始した。友達から羨ましがられ、いつも両親に褒められた美声の源泉に付けられた痛々しい傷口を無遠慮に怪物の怒張がぐちゃぐちゃと蹂躙していく。
声にならない声を捻り出し、目を見開いて涙を流すのもまるで気にせず、寧ろ声帯の震えは更なる快楽を齎し、涙は潤滑液となり、猛り狂う怪物は喉に腰を打ち付けまくり、どくどくと精を零した。

「ぎぃ...がひゅ...ごほっ、げほっ...」

志保の口から泡立った大量のピンク色の液体が吐き出される。血液と唾液と精液の混合物だ。

「ふぅ...いやはや本当に綺麗な声だ...きっと志保さんは将来有名な歌手にでもなれたんでしょうねぇ...」

怪物は、笑う。喜びだけに満ちた顔で、笑う。
悍ましき宴は一晩中続き、後には四肢を引き裂かれ、喉を粉砕された物言わぬ屍体だけが残った。

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