「そうイえば、この国では年越しソバとかいうもの食ベルらしいな」
12月31日大晦日、時刻は23時30分頃。
自分のサーヴァントであるギドィルティ・コムはよりによってもう年を越すときにそんなことを言い始めた。
無論何の準備もしていない、モチは以前言っていたので用意はした。
「…そんな文化があるんだな知らなかった」
嘘である、本当は知っているがめんどくさそうなことが増えると思い今まで黙っていたのだ。
「そうカ知らナイか、でもオレは食イたいゾ」
「ソバなんてねぇよ、せめてもっと前から言え!」
思い付きでアレが食べたいコレが食べたいと言う自分のサーヴァントに苛立ちを覚える。
ある程度は慣れた物だが、やはりイライラするものだ。せめて事前に言って欲しい。
「ソうかじゃあソバはもうイイぞ、代ワリにウデを食って年越しウデだ、ハハハハ」
「おいやめろ○○○○(クソッ)!年越し腕ってなんだよそういう物じゃねぇぞ年越しってのは!」
「ハハハハ、やっパり知ってテ黙っテたな、次カラはちゃんト用意しろヨ」
「イッテェ!腕を食いちぎりながら文句言うな!」
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