泥新宿×綺羅星 淫を刻まれた2人1
2021/10/24 (日) 21:28:25
数時間前、新宿西教会付近。
両腕を組み、周囲を油断なく警戒していた竜狩りは教会の方向から歩いてきた人影に気付いた。
「お呼び立てして申し訳ありません」
それはロープを纏った二人の女性だった。
清廉な気配と淫靡な気配が同居した女性とその影に隠れるように一人の少女。
女性はロープのフードの部分を外し、シニヨンに纏めた金色の髪を露にする。言語化しづらい本能に訴えかけるような色気が女性にはあった。
とは言え、この場には女性(竜狩りを女性と言って良いかは別として)しかいない。
女性の胸は豊満であった。
「いや、貴女の頼みで構わない。…構わないが、なにかトラブルか、ルーラー?」
竜狩りは腕を解き、軽く首を振ると清廉な気配と淫靡な気配が同居した女性、ルーラー…正確に言うならば泥新宿のルーラー(2)、教会のルーラーに問い掛けた。
「ええ、折り入ってお頼みしたい事がありまして……ペトラさん」
「ペ…ペトラ・シャーファウグン…です…」
教会のルーラーに促され、彼女の後ろに隠れていた少女が怯えながら頭を下げる。
フードを外すともこもことした羊のような毛質。
何故か竜狩りは教会のルーラーに近しい淫靡な気配を感じた。
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