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茨城日本語ボランティネットワーク(INVN)令和4年度 第4回交流会に参加しました。

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茨城日本語ボランティネットワーク(INVN)
令和4年度 第4回交流会に参加しました。
皆さん、茨城県のイメージは何でしょうか。私にとっては、石岡市、水戸市と日立市の北部地域と土浦市、つくば市、取手市中心の南部地域とに分かれています。これは前職が私立中高等学校の教諭だったので、県南まで通う生徒は水郡線利用者が最北域の生徒でした。3時間かけて通ってきました。子供を送り出すお母さんの「家を出る時はまだ月が明るい時間なのですよ。」という言葉が忘れられません。土浦在住のアイススケートを習っている生徒は松戸のアイスアリーナまで特急で通っていました。茨城県内では「水戸一」と「土一」ですが、県南では東葛高校や県立柏に通う生徒も多いのです。そんなわけで県南は「チバラキ県」という言葉で利根川を挟んでの交流も盛んです。尤も江戸時代は下総でしたから・・・。
県北と県南ではイメージが異なります。日立には交響楽団は存在するのでしょうか。県北の文化というと最近では海浜公園ですが、一昔前は音楽のフスティバルでした。水戸藩第11代藩主であった徳川昭武が,江戸川に臨む高台・戸定が丘に建てた戸定邸の庭園は松戸市の千葉大学園芸学部の隣にあります。国道6号線は水戸街道です。
そこで、私の願いは県北部と南部の交流が進むことです。毎回、日立市、神栖市、水戸市、つくば市、取手市、つくばみらい市、守谷市等の方が多いのですが、他の地域の方とも交流をもっとできればと願っています。
今回のテーマでは、地域ごとの課題と独自の工夫に、考えさせられたり、感心させられたり・・・、有意義な時間でした。
テーマ設定もよかった。
1)介護現場での日本語指導
2)やさしい日本語の普及
3)初級指導の状況と対応
感想は、各地域の現状が反映された対話ができて、とても有意義だったことです。
地域によって異なった、新たな出会いがそれぞれに、実現しています。まずこのことが大事だと感じました。同じ茨城県内でも国籍も出身地域も来日の事情や背景も異なっています。地域の実状も条件が様々に異なっています。そこで学習者の要望にどのように応えているのか、また異なった視点やアプローチの方法によって日本語教室が運営されています。同じ点があるとすれば、「学習者のニーズに応えようと模索している」という点です。
たとえば、介護の日本語のルームでは、介護施設との連携と協力ができている場合と介護現場で働く学習者との単独の学習機会を持っているというケースの場合では異なった考えと、準備が必要です。前者では、介護施設での研修内容やテキストの内容と専門用語等の情報を聞くことができ、学習者が国家資格を取得したいと希望しているケースがありました。ボランティア講師も介護資格のある方が日本語ボランティアに入る等の工夫が出来ます。後者は、介護職場では入所者の理解と人気度が高い状況で楽しく仕事をしているが、時に職場の報告書を的確に記入したいとの要望に応えるという場合の日本語指導の在り方が課題でした。
初級指導の状況と対応では、ゼロ初級の学習者とひらがなカタカナが読める段階の学習者の指導の仕方について、工夫と指導の可能範囲の違いが話題になりました。講師の不足や学習者の急増のケースでは、複式授業のやりかたも検討しなければなりません。オンラインと対面との違いと工夫、「いろどり」「つなひろ」などのオンライン教材の利用などについても情報交換がありました。

宮本敏弥
守谷市国際交流協会・取手市国際交流協会
地域日本語教育コーディネーター(H29研修終了:文化庁)

守谷市国際交流協会(MIFA) 日本語講座委員会
作成: 2023/03/31 (金) 19:24:14
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