辛辣なこと言って追い返してくるメイドカフェの店員
メイド「は~い、お帰りなさいませ、ご主人様♡ご主人様としかトレードしな...うわっ」
ヘビ「どうかしましたか」
メイド「いや『どうかしましたか』じゃないですよ。帰ってください」
ヘビ「なんでですか」
メイド「自分でわからないんですか?まず鏡って見たことありますか?これなんですけど、自分の姿見てどう思いますか?」
ヘビ「きれいな黄緑色だと思います」
メイド「それがダメなんですよ。なんで全裸なんですか?あなたは自分の従者の前で全裸のまま命令するんですか?『メイドさん、オムライスを作ってくださぁい』って。年端のいかない子供でもそれがダメだってことくらいわかるでしょう?
それにあなた無職でしょう?職無し能無し根性無しって感じのにおいがプンプン漂ってきます」
ヘビ「トレーダーという立派な職に就いていますよ!それに僕は根性だって能力だってありますよ、知ったようなこと言わないでください」
メイド「でも服はないですよね?」
ヘビ「そうですね」
メイド「それにトレーダーと言えば聞こえはいいですが、要するに都合のいいわらしべ長者でしょう?どうせなけなしの種銭と拾い物、盗品しかトレードなんてしてないでしょう?
結局は臨時収入得ただけの無職ですよ無職。私はこんな店であなたみたいな...いえ、あなたより”まとも”なお客さんに普段は全く見せないような愛嬌振りまいて安い給料得てるんです。あなたもそれくらい努力してから職に就いてるって言ってください、そして全国の職を持ってる人に謝ってください」
ヘビ「そっそれは違う!トレーダーだって立派な職業で、貿易は僕の人生なんだ。君こそ、全国のトレーダーに謝るべきだよ」
メイド「では、今まであなたがやってきたことすべて振り返ってみましょうか。
1日目、家の近くで水を汲んで周りのモンスターをしばく。
2日目、あたりに何もない砂漠でヘビに水を定価の二倍近い値段で売りつける。
3日目、バール売りのヘビからバールを購入。それから近くの店のレジから金を盗んで少女からたいまつを買い占める。その後金を盗んだレジの持ち主からピッケルを購入し、その店でたいまつを売りさばく。
4日目......これ以上言っても無駄ですね。そして14日目の今日、あなたはここで何をしていますか」
ヘビ「全裸でメイドカフェに入ろうとして今追い返されそうです」
メイド「何のためらいもなく言いましたね。恥ずかしくないんですかあなた」
ヘビ「全く」
メイド「やっぱりあなたトレーダーでも何でもなくただの変質者じゃないですか!店に入れるわけにはいきません、帰ってください。」
ヘビ「いやだ!僕はあなたのオムライスが食べたいんだ!」
警察「わいせつ罪の現行犯で逮捕する」
ヘビ「いつの間にそこに!?なぜですか、僕を見てください、これのどこがわいせつ罪なんですか!」
警察「いやどこからどう見てもわいせつ罪だ。トレードのウィンドウを出して拘束し、わいせつな行為をするつもりだったんだろう」
メイド「そうです、この人いきなり話しかけてきてトレードを持ち掛けてきて、全裸でずっと目の前にいるんです。早く連れていってください」
警察「なるほど。一応事情聴取したいので、あなたも署までご同行願います」
ヘビ「ちょっと待ってください!僕は誓って罪なんて犯してません!僕はこの人に迷惑をかけたりもしていません、店でオムライスを食べようとしただけです!本当です!」
警察「じたばたすんじゃねぇや!」
~~~FIN~~~
そのヘビ国宝チャレンジ中だよ!
捕まえたら全ての保安官を皆殺しにさせるよ!
Midorikawa「ヘビの命は重いよ!」
メイドに300のダメージ
メイドは倒れた
トレードのウィンドウは拘束用だった…?